<▲写真:楽天モバイルが災害協定を防衛省と締結> |
なお、災害協定はNTTドコモ(以下、ドコモ)やKDDI、ソフトバンクも防衛省との間に締結済みだ。今回は通信キャリアサービスを本格開始して今春で丸2年が経過することになる楽天モバイルが先行キャリアに続いて災害協定を結んだ形。
地震、台風、豪雨、大雪など全国各地で様々な自然災害の脅威に晒される昨今、安否確認手段だけでなく情報収集手段、各種Webサービスの利用手段として携帯電話サービスの重要性は増している。
それは我々一般ユーザーのみならず、防衛省の自衛隊の活動においても同様。
災害協定は、防衛省と楽天モバイルが相互に円滑な連絡体制を構築し、災害発生時に自衛隊が迅速に復旧活動等を行うために相互協力することを目的としている。楽天モバイルは防衛省、自衛隊による災害派遣活動において必要な通信手段を提供する。一方の防衛省は、自衛隊を通じて楽天モバイルが被災地で通信インフラの復旧作業を行う際に必要な物資や機材、設備、人員の輸送支援などを行う。
平時においても両者は定期的な情報共有を行い、年に一回以上の協同訓練なども行うという。
また、先行通信キャリアと同様、災害協定に基づき全国の陸上自衛隊の各方面隊と地域ごとの相互協力体制構築に向けた「地域協定」も締結予定だという。