<▲画像:「eSIMカード」について(※ソフトバンクの案内ページより)> |
昨今のスマートフォンでは物理的なSIMカードを用いずにプロファイルをインターネットを介してダウンロード/適用するだけで通信サービスを使用可能な状態とする「eSIM」対応の機種も増えてきた。物理的なSIMカードが不要なので、差し替えの手間も、カード発行/郵送に掛かる時間も要らず、とても便利だ。
しかし、そのeSIMを利用するには基本的にスマートフォンのハードウェアがeSIMに対応している必要がある。
ところが今回ソフトバンクが提供を予定しているeSIMカードを使えば、eSIM非対応機種でもeSIM利用が可能となる。
NTTドコモが提供中の「ドコモeSIMカード」と同種のカードと考えられるので、nanoSIMカードと同サイズの物理カードで、通常のSIMカードスロット(トレー)にセットして使うのだろう。少なくともカードにはeSIMプロファイルデータをダウンロード/書き込みできるようになっているとされている。ただし、実際の使用にはeSIMカードを端末で使えるようにするための対応ソフトウェアの導入が必要。
そのため、まずは一部の機種からの対応となる。
ソフトバンクはひとまず「AQUOS R6」と「BALMUDA Phone」から対応を開始する予定で、AQUOS R6の対応ソフトウェアの提供時期は不明だが、BALMUDA Phoneは3月中にeSIM対応ソフトウェアが提供開始となる見込み。
<▲画像:左が「BALMUDA Phone」、右が「AQUOS R6」> |
なお、eSIMカードの詳しい利用方法は3月中旬をめどに、準備が整い次第こちらのページに追加される予定。対応機種が限られる点以外に何らかの制約があるのかどうか等もその時には判明するはずで、注目したいところ。
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