<▲画像:「AQUOS sense5G」> |
今回のアップデートの主な内容はOSをAndroid 11からAndroid 12へバージョンアップすること。また、複数の不具合修正も行われるので、AQUOS sense5Gのユーザーは基本的には早期適用が望ましいと思うが、OSのメジャーバージョンアップを含む大型のアップデートでは予期せぬ新たな不具合や一般アプリにおける問題が生じる恐れもあるので、気になる方は少し待つのも悪くないだろう。
AQUOS sense5GにはNTTドコモ版(SH-53A)、ソフトバンク版、UQ mobile版、ジャパネット版、J:COM版などもあるが、現時点ではSIMフリー版のみリリース済みで、au版のSHG03が24日に続くのみで、具体的なアップデート提供開始日は案内されていない。しかし、通常であれば各社のモデルでも近いうちにリリースされるはずだ。
なお、au版(SHG03)へのアップデートファイルのサイズは約1.6GBなので、基本的にはWi-Fiでのダウンロードの方がいいだろう。
今回のアップデートでは、普段の操作に大きな影響を与える機能変更があるので注意して欲しい。それはナビゲーションバー(戻る、ホーム、アプリ履歴が並ぶボタン)の設定で、「3ボタン ナビゲーション」の「ナビゲーションバーを隠す」という設定項目が削除されるというもの。「システム ナビゲーション」を「3ボタン ナビゲーション」に設定しているときにナビゲーションバーを隠すことができなくなり、常時表示になる。この設定を利用していない場合には問題ないが、利用中の方は注意して欲しい。
<▲画像:3ボタン ナビゲーションバーを隠す設定ができなくなる> |
「AQUOS便利機能」も「AQUOSトリック」という名前に変わり、一部の項目も変更となるので、こちらも最初は少し混乱するかもしれない。
<▲画像:「AQUOS便利機能」が「AQUOSトリック」に変わる> |
「電話」アプリの画面も若干変化する。具体的には通話中のメニューアイコンが「通話を追加」の画面でも表示されるようになる。これはむしろあった方がいいだろう。
<▲画像:「電話」アプリにおけるメニューアイコンの表示追加について> |
そしてロック画面のロック解除機能も若干変更される。
従来は顔認証を設定した状態で画面消灯から4時間が経過すると、顔認証によるロック解除ができなくなり、「画面ロック」で設定した方法でロックを解除するしかなかったが、今回のアップデートを導入すると、4時間経過後だろうと顔認証によるロック解除ができるようになる。こちらも改善点といえる。
<▲画像:ロック解除画面での顔認証について> |
他にも様々な変化があるので導入前に情報をチェックしておくことを勧めたい。