<▲図:「あんしんスマホ KY-51B」> |
ドコモは同じく24日にFCNT製の「らくらくスマートフォン F-52B」も発売予定で、両機種とも主なターゲットをシニア層にした製品だが、「あんしんスマホ KY-51B」の方が一般的なスマホに近い。「らくらくスマートフォン」との中間に位置する製品を好む方には「あんしんスマホ KY-51B」の方がいいかもしれない。「らくらくスマートフォン F-52B」についてはこちらの記事を参照して欲しい。
また、ディスプレイサイズが両機種では全く異なるので、この点からも好みが分かれそうだ。
<▲図:「らくらくスマートフォン F52B」> |
「あんしんスマホ KY-51B」は6.1インチの縦長ディスプレイを搭載するが、「らくらくスマートフォン F-52B」は5.0インチ。他にも操作系が異なる。「あんしんスマホ KY-51B」には前面下部にタッチタイプの独立した「電話」ボタン、「ホーム」ボタン、「メール」ボタンが用意されている。むしろ「らくらくスマートフォン F-52B」の方がシンプルでホームボタン(指紋認証センサーを兼ねている)のみとなっている。
<▲図:「電話」「ホーム」「メール」ボタンの他、よく使う連絡先のボタン、そして「戻る」「画面メモ」「アプリ履歴」もある> |
実際、「あんしんスマホ KY-51B」と「らくらくスマートフォン F-52B」は人によって完全に好みが分かれる製品になりそうだ。
「あんしんスマホ KY-51B」も標準ホームは独自設計のもの。
例えばよく使う連絡先を3つまで登録しておけたり、「戻る」「画面メモ」「アプリ履歴」といった具合に基本操作メニューがアイコンではなく文字で表示されている点も特徴の一つだろう。
<▲図:ソフトウェアキーボード画面> |
また、大きなキーボードでの見やすい文字入力、使い方を手軽に調べられる「使い方ナビ」の存在、音声通話を終了後にあとから保存しておける「通話後録音」機能、スマホで何か困った時の助けになる「スマホの健康診断」も特徴だ。
<▲図:「通話後録音」機能、ガイドブックについて> |
<▲図:「スマホの健康診断」のイメージ> |
昨今のコロナ禍で重要な本体の清掃関係に関しては、「あんしんスマホ KY-51B」は防水・防塵に対応しているだけでなく、泡ハンドソープや泡ボディーソープでの洗浄の他、アルコール除菌シートでのお手入れにも対応している点は安心できる。
普段は勿論、災害時にも役立つ機能としてFMラジオの搭載もある。ただし、FMラジオ利用の際にはアンテナとして付属の「USB Type-C 3.5mmイヤホン変換アダプタ」と市販のイヤホンが必要なので、その点には注意して欲しい。
なお、ドコモは「あんしんスマホ KY-51B」の発売を記念し、購入者に「使い方ガイドブック」をプレゼントするキャンペーンを実施する。ただし、在庫限りとなるので、無くなり次第終了する。ガイドブックは実店舗では手渡し、ドコモオンラインショップでは商品と共に発送される。
「あんしんスマホ KY-51B」の主な仕様は下記の通りだ。
- OS:Android 11
- Google Play:対応
- ディスプレイ:6.1インチ、2,400 x 1,080ドット、TFT液晶
- CPU:Qualcomm Snapdragon 480
- メモリ:4GB
- ストレージ:64BG
- microSDカード:対応(最大1TB)
- バッテリー容量:4,500mAh
- モバイル通信:5G、4G対応
- 通信速度:5Gで下り最大1.9Gbps、上り最大218Mbps、4Gで下り最大694Mbps、上り最大131.3Mbps
- リアカメラ:約4,800万画素、F1.8
- フロントカメラ:約800万画素、F2.0
- 防水・防塵:対応
- ワンセグ/フルセグ:非対応
- おサイフケータイ:対応
- 生体認証:指紋認証、顔認証
- ハイレゾオーディオ:対応
- FMラジオ:対応(※付属の「USB Type-C 3.5mmイヤホン変換アダプタ」と市販のイヤホンが必要)
- 本体サイズ:約161 x 71 x 8.9mm
- 重さ:約171g
- カラー:ピンクゴールド、ネイビー
- メーカー:京セラ
なお、本体価格は41,976円(税込)。「らくらくスマートフォン F-52B」は51,744円なので、価格は「あんしんスマホ KY-51B」の方が安い。
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