<▲図:「AQUOS wish」のカラーバリエーション。ソフトバンク版は「チャコール」のみ> |
AQUOS wish自体は昨年12月6日にシャープから発表済みで、通信キャリアではauとソフトバンクが取り扱うことが明らかにされていた。しかし、一般個人向け商品として販売されるauと異なり、ソフトバンクでは法人向け製品としての販売となる。とはいえ、個人での購入も可能とされているので、個人/法人の違いは特に気にしなくてもいいかもしれない。
ソフトバンクでのAQUOS wishの価格は33,120円(税込、以下同)。「新トクするサポート」の利用も可能で、その場合の実質的な負担額は16,560円になる(端末の返却が必要)。一方、auでの価格は26,180円で、「スマホトクするプログラム」適用時の実質負担額は22,001円になる。
なお、auの「スマホトクするプログラム」とソフトバンクの「新トクするサポート」は分割回数も最短返却期間も異なるので、前述の実質負担額での単純比較はできないので注意して欲しい。
AQUOS wishの詳細はこちらの記事を参照して欲しいが、「AQUOS sense」シリーズとはまた異なる特徴を持つ。
コンセプトは「シンプルで飾らないスマホ」。ジェンダーレス、エイジレスなカラーバリエーションを揃えている点も特徴で、一見すると地味だが、色合いは悪くない印象だ。ただし、ソフトバンク版は基本的に法人向け製品ということもあり、カラーは「チャコール」のみ。
本体ボディ素材には再生プラスチック材が35%使用されるなど、環境に配慮した点も特徴。製品パッケージも紙の使用量を減らした薄型シンプルな仕上げ。
スマートフォンとしての基本スペックは、OSがAndroid 11、CPUはQualcomm Snapdragon 480 5G、メモリ4GB、ストレージ64GB、5.7インチで1,520 x 720ドットの液晶ディスプレイ搭載など。基本的にエントリースペックのAndroidスマートフォンだ。
恐らくエントリースペックからミドルスペックの製品を求める方の多くにとっては「AQUOS」ファミリーでは「AQUOS sense」シリーズの方が無難だと思う。一方で、環境への配慮やカラーバリエーションやデザイン等に強い関心を持つ場合にはAQUOS wishも選択肢に入ってくると思う。
<▲図:マットな質感のボディ> |
また、ガラケー(フィーチャーフォン)からスマートフォンへの初の乗り換えで、電話とメールが用途の中心という方にも悪くないかもしれない。比較的小型軽量で、ボディの質感もマットで持ちやすく、防水・防塵・耐衝撃仕様でもあり、「おサイフケータイ」もサポートするなど、卒なく基本的な仕様はカバーしている。
※au、UQ mobile、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイルでの仕様の違い、価格等についてはこちらの記事を参照して欲しい。