<▲図:「Redmi Note 10 Lite」> |
基本スペックは、CPUがQualcomm Snapdragon 720G、メモリは6GB、ストレージ容量は64GBもしくは128GB、ディスプレイは約6.67インチで解像度が2,400 x 1,080ドット、本体サイズは約165.75 x 76.68 x 8.8mm、重さ約209g。
Redmi Note 10 Liteは5Gに非対応の4Gスマートフォンだが、同じくXiaomiの4Gスマートフォンでは今年の日本市場には「Xiaomi Redmi 9T」や「Xiaomi Redmi Note 10 Pro」が投入済みだが、Redmi 9TはSnapdragon 662にメモリ4GB、ストレージ64GB、Redmi Note 10 ProはSnapdragon 732Gに6GB、128GB、そして有機ELディスプレイといった構成なので、Redmi 9TとRedmi Note 10 Proの2機種だけとの位置関係を見ると中間だ。昨年リリースされた「Mi Note 10 Lite」もまた異なる仕様だ。
とはいえ、ディスプレイサイズもRedmi Note 10 Proと同じく6.67インチ、バッテリー容量も5,020mAhで同じなど、特別Xiaomi Redmi Note 10 Liteが上回る点はないにも関わらず、Redmi Note 10 Proが安価に販売されていることもあり、仮に日本市場に投入されてもポジション取りは難しそうだ。また、5G対応の「Mi 11 Lite 5G」も存在していて、Mi 11 Lite 5Gもコストパフォーマンスに優れ、依然として好調だ。
<▲図:ディスプレイは6.67インチのフルHD+のIPS液晶> |
話をXiaomi Redmi Note 10 Liteに戻すと、前述したようにバッテリー容量は5,020mAhと大きいが、急速充電は最大18Wまでの対応に留まる。
指紋認証センサーは側面の電源キーに搭載されるタイプ。SIMカードスロットは、Redmi Note 10 Proと同じくデュアルSIM+microSDカードの2+1タイプのトリプルスロット。nanoSIMカード2枚とmicroSDカード1枚を収められるトレーとなっていて、nanoSIMカードとmicoSDカードは排他的関係には無いので同時使用できて便利だ。
モバイル通信方式は下記に対応。
- FDD LTE: B1/2/3/4/5/7/8/20/28
- TDD LTE: B38/40/41(2535-2655MHz)
- WCDMA: B1/2/4/5/8
- GSM: B2/3/5/8
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)準拠で、Bluetoothは5.0対応。
カメラは前面に約1,600万画素のシングルセンサーカメラ、背面に4眼カメラを搭載する。背面のアウトカメラの位置はRedmi 9TやRedmi Note 10 Proと違い、カメラを正面から見た時の左寄りではなく、中央上部に配置されている。撮影時に指が被りにくい上、利き手が左右どちらでも変わらず使いやすいように見える。
<▲図:背面のアウトカメラは4眼構成> |
構成は約4,800万画素、1/1.72型のセンサーにF値1.89のレンズによるメインカメラ、約800万画素、広角119度、F値2.2の超広角カメラ、約500万画素のマクロカメラ、約200万画素の深度センサーとなっている。動画撮影については最大で4K/30fpsまで対応。
カラーバリエーションはオーロラブルー、グレイシャーホワイト、インターステラーブラック、シャンパンゴールドの4色。
<▲図:カラーバリエーションは4色。左から順に、オーロラブルー、グレイシャーホワイト、インターステラーブラック、シャンパンゴールド> |
Redmi Note 10 Proのディスプレイのように120Hzのリフレッシュレートに対応した有機ELディスプレイでもなければ、アウトカメラのメインカメラもグレードは下だし、急速充電の対応出力も低いが、Redmi 9Tよりもスペックは上だし、価格が手頃なのであればRedmi Note 10 Liteがベストだと感じる方も多いかもしれない。Xiaomiは今後、ハイスペックの「Xiaomi 11T」シリーズを日本市場も含めてリリース予定だが、Redmi Note 10 Liteのようなコストパフォーマンスに優れる低価格機の新モデルにも注目していきたい。