<▲図:「Speed Wi-Fi 5G X11」> |
Speed Wi-Fi 5G X11の発売日は10月15日の予定で、少なくともUQ WiNAXとauの取り扱いは判明している。
最終的には「BIGLOBEモバイル」「GMOとくとくBB WiMAX」などのMVNO各社からの販売もあると考えられるが、各社で取り扱い開始日は異なるはずであり、MVNOでキャンペーンを利用して購入するには、まずは各社からの情報公開を待つ必要があるだろう。
Speed Wi-Fi 5G X11はNECプラットフォームズの旧機種であるSpeed Wi-Fi NEXT WX06から随分期間があいての新機種ということもあってか、様々な面で進化を遂げている。特にSpeed Wi-Fi NEXT WX06は、5Gには非対応だった上、4G LTEとの同時通信に関しても、ファーウェイ製の「Speed Wi-Fi NEXT W06」が下り最大1,237Mbps対応なのに対して下り最大440Mbpsと物足りない最大速度だったので、今回のSpeed Wi-Fi 5G X11は相対的にかなりのグレードアップになる。
Speed Wi-Fi 5G X11では、下り最大2.7Gbps、上り最大183Mbps対応だ。もちろん、あくまでも理論的最大値。エリア次第ながら、実際の通信速度も期待される。
<▲図:「Speed Wi-Fi 5G X11」のチタニウムグレー> |
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)準拠と、Wi-Fi6までサポートする。
Wi-Fi6対応ノートPCなどのモバイル機器も増えてきたので、モバイルWi-Fiルーター側も対応しているというのは大きな魅力だ。Wi-Fi機器間の通信速度は最大1.2Gbps。
さらに別売りオプションのアンテナ内蔵のクレードルを使えば、さらに通信性能を強化できる。
<▲図:「Speed Wi-Fi 5G X11」のスノーホワイト> |
NECプラットフォームズの製品は過去のモデルでもクレードルに強化用アンテナを内蔵している例が多く、今回のSpeed Wi-Fi 5G X11でも同様。クレードルの両サイドに5GとWiMAX 2+対応の「Wウイングアンテナ」を搭載している。
また、クレードルには有線LANポートも搭載されている。
本体サイズは約136 x 68 x 14.8mmで、重さは約174g。バッテリー容量は4,000mAhで、連続通信時間は初期設定時で約490分(約8時間10分)、連続待受時間は約400時間。
SIMカードタイプは物理SIMカードでサイズはnano SIM(※auの形式としては「au Nano IC Card 04 LE U」)。また、SIMロックは掛かっていないので、対応する通信方式であれば、他の通信サービスでの利用も可能。対応する通信方式/バンド(周波数)は下記の通り。
- 5G:n28、n77、n78
- 4G:B1、B3、B18、B41(海外ではB5、B17対応)
ディスプレイは2.4インチで、その右側にコントロール用の物理ボタンが搭載されている。フロントにボタンがあるのは使いやすいかもしれない。
カラーバリエーションはチタニウムグレーとスノーホワイトの2色。
なお、通常であればMVNO各社は2万円前後のキャッシュバック等のキャンペーンを実施している例が多いので、実質的な負担額を相当抑えることができるが、冒頭で触れたように、本記事執筆時点ではBIGLOBEモバイル、GMOとくとくBBに関しては細かな情報が出ていない。一方、UQ WiMAXオンラインショップではおそらく「UQオンラインショップ限定 最大10,000円キャッシュバック」キャンペーンの対象になると思うので、条件を満たせば少なくとも10,000円は返って来ると考えられる。