<▲図:「Rakuten Hand」のカラーバリエーションとキャンペーンについて> |
そのクリムゾンレッドの再販が実際に行われ、本記事執筆時点ではブラック、ホワイト、クリムゾンレッドの3色全てが揃った状態で販売されている。
クリムゾンレッドはRakutenオリジナルスマートフォンの代表カラーであり、この色を求めている方も多いと思う。Rakuten Handは長い間在庫切れの状態が続き、そもそも購入できない、もしくは購入しにくい環境にあったが、ようやく再び普通に購入できる状態に戻った。とはいえ、Rakuten Handの発売日は2020年12月8日であり、そろそろ1年を迎える。販売終了時期が近づいているようにも見えるし、モデルチェンジはまだまだ先になることもあり得る。この辺りの事情は全く分からないが、ともかく現在は販売されている。
<▲図:「Rakutenオリジナル」スマートフォンシリーズのサイズ比。実際には「Rakuten BIG s」もある> |
Rakuten Handの本体価格は20,000円(税込、以下同)だが、キャンペーンによって最大で20,000ポイントの「楽天ポイント」が進呈されるので、実質0円相当の負担で購入できる。
具体的には「Rakuten UN-LIMIT VI」への初加入によって5,000ポイントが進呈され、「Rakuten UN-LIMIT VI」への加入と同日にRakuten Handを購入することで15,000ポイントが進呈されるので、合わせて20,000ポイントとなる。楽天モバイルへの加入が初めての場合は、基本的に20,000ポイントを得られる。勿論細かな条件として「Rakuten Link」アプリの期限内の使用などがあるが、この辺りはとても簡単なので、あまり気にする必要はないだろう。
<▲図:「Rakuten Hand」は手頃なサイズが最大の特長> |
Rakuten Hand自体は、Android 10を搭載するスマートフォン。
CPUはQualcomm Snapdragon 720G、メモリは4GB、ストレージは64GB、ディスプレイは約5.1インチ、解像度が1,520 x 720ドットの有機EL。本体サイズは約138 x 63 x 9.5mmで、重さは約129g。非常に手頃なサイズのスマートフォンで、扱いやすい。また、CPUがSnapdragon 720Gという点も着目したい部分だ。
ただ、最大限のチューニングがされているのかは分からないが、Snapdragon 720Gを活かしきれていないようにも思えるので、多少パフォーマンス面での妥協は必要な印象だ。もう一点注意したいのはバッテリー容量が2,630mAhと若干少ない点。メインスマートフォンとして考えると、バッテリー面でも若干不満を覚えるかもしれない。
一方でバッテリー容量が少ないことで本体が約129gと非常に軽く仕上がっているので、その点を利点と考える方も多いと思う。
実際に手に取ると「本当に軽い」と感じるはずだ。Rakuten Handの最大の魅力は、この手頃なサイズだと思う。小さすぎず、大きすぎず。ディスプレイ解像度がHD+という点も気になるかもしれないが、解像度に関してはサイズが5.1インチということもあり、あまり気にならないと思うが、発色はハイエンド機のディスプレイと比べると物足りない部分もある。
妥協する点はいくつかあるが、低価格スマホはRakuten Handに限らず完璧とはいかない。それにも関わらず、「おサイフケータイ」にも対応しているし、防水・防塵仕様でもあるし、顔認証と指紋認証に両対応しているし、全体的に悪くないパッケージに仕上がっていると思う。
ただ、楽天モバイルへの加入が優先で、端末選択はその次である場合、すなわちRakuten Handでなくてものなら「OPPO Reno3 A」が実質1,980円、「OPPO A73」が実質1円、「AQUOS sense4 lite」が実質1円なので、この辺りも選択肢に入ってくると思う。この3機種ではOPPO Reno3 Aの満足度が最も高いと思うが、OPPO A73、AQUOS sense4 liteも多少妥協すべき点はありつつも、普通に使えると思う。筆者はOPPO A73を使っているが、大きなストレスはなく使えている(小さなストレスはある)。
しかし、3機種ともRakuten Handより大きいので、手頃なサイズを求める場合にはRakuten Handだろう。