<▲図:5G対応ノートPC「ThinkPad X1 Nano」のドコモでの取り扱いが開始> |
また、「いつでもカエドキプログラム」の対象機種なので、約2年間使って返却というスタイルも可能。23ヵ月目で返却すると、それまでの実質負担額は143,616円(税込、以下同)。
5G通信を行いたい場合、ThinkPad X1 Nanoは「5G データプラス」の対象機種なので、「ドコモのギガプラン」の契約回線がある場合には追加料金を月額1,100円に抑えることができる。もちろん「5G ギガホ プレミア」「5G ギガライト」や「ahamo」でも構わない。
しかし、通信費の基本料金を安く済ませたい場合は「5G データプラス」であれば月額1,100円で済む。「5G データプラス」では「ドコモのギガプラン」側のデータ量を共用/シェアする。
なお、ThinkPad X1 Nanoは、レノボ・ジャパン公式の直販サイトでも販売されているし、量販店でも購入可能だが、同じThinkPad X1 Nanoであっても仕様が複数存在していて、ドコモが取り扱うモデルは4G、5Gに対応したSIMカードスロットを搭載する製品。
5G対応のノートPCとしてドコモが取り扱う製品ということもあり、持ち運びやすい軽量さと、様々な仕事をこなすに十分なスペックを持つThinkPad X1 Nanoが選ばれたようだ。
出荷時のOSはWindows 10 Home(64bit)だが、Windows 11へのアップデート要件を満たしているのでWindows 11へのバージョンアップも可能。
<▲図:「ThinkPad X1 Nano」を開いた状態> |
<▲図:「ThinkPad X1 Nano」を開いた状態を後ろから見たイメージ> |
CPUはIntel Core i5-1130G7、メモリは16GB(LPDDR4X-4266 SDRAM)、ストレージは512GBのSSD(M.2/NVMe)で、ディスプレイは約13インチで解像度が2,160 x 1,350ドット、本体サイズは約207.7 x 292.8 x 13.87mm、重さは約939g。モバイル通信は5Gで下り最大3.3Gbps、上り最大218Mbps、4Gで下り最大1.6Gbps、上り最大75Mbps対応。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠ということで、Wi-Fi6までサポートしている。Bluetoothは5.0。オーディオはDolby Atmos対応。
<▲図:「ThinkPad X1 Nano」のディスプレイを最大限開いた状態> |
電源アダプタは65WのスリムACアダプタが同梱される。USB Type-Cでの充電なので便利だ。左側面にマイク/ヘッドホンのコンボジャック、Thunderbolt4対応のUSB Type-C 3.1 Gen2の端子を2つ搭載し、右側面に電源ボタンを搭載する。
LenovoのPCは筆者もLegion Slim 750i、Yoga Book C930、IdeaPad Duet Chromebookなどを使っているが、想定より安く買えたものもあれば、もう少し待てば良かったと思うものもある。時期や購入場所で結構大きな変動がある。特に直販サイトではセールキャンペーンが頻繁に行われるものの、お目当ての機種が割引販売されるかどうかは別だし、厄介なことに納期が長いこともある。となると、ビックカメラなどで量販店モデルを探すことになるが、安いかどうかはまた別。
そのためThinkPad X1 Nanoについても、4G/5G対応にこだわらないのであれば購入場所の選択肢は複数あるので、比較検討した上での購入をお勧めしたい。
一方で2年使って返却という購入スタイルはドコモならでは。3年、4年と長期間使う可能性が低いのであれば魅力的な選択肢かもしれない。というのも、仮に直販サイトや量販店で購入して2年使い、売却を考えたとしても、満足できる買取価格で手放せるかは分からないからだ。もちろん、ThinkPad X1 Nanoのモバイル通信対応モデルは2年後の売価もある程度期待できそうだが、いくらで売却できるかはその時にならないと分からない。
「いつでもカエドキプログラム」にはある程度、実質的な負担額を抑えられるというメリットがある。
いずれにしても販売チャネルが増えるのは嬉しいニュース。今後のラインナップ強化にも期待したいところ。