<▲図:Honda F1ラストイヤーは残念だがDAZNで2ヵ月無料キャンペーン実施!> |
フリー走行2回目のセッション終了後のトークの中で解説者の田中健一氏が明らかにした。
本来であれば今週末は三重県の鈴鹿サーキットにおいて日本GPが開催される予定だったが、周知の通り、新型コロナウイルス感染症の影響によって中止となり、2020年シーズンに続き、2年連続で日本GPのないF1カレンダーとなってしまった。しかし、その日本GPが中止される中でも、良いニュースが幾つか飛び込んでいる。
その一つがDAZNでの2022年シーズンの全戦配信決定の報せだ。
モータースポーツに限らずスポーツの配信権の取得発表はシーズン開幕間近になることも多い。しかし、2021年シーズンの配信決定の発表もそうだが、DAZNでのF1配信決定の報せは意外と早く行われており、ファン、ユーザーにとっては非常に嬉しく、安心できる点だ。
少なくとも、来シーズン開幕直前で余計な心配をせずに済むはず。
しかも、DAZNに関してはNTTドコモ、au、ソフトバンクなど通信キャリアごとに提携キャンペーンや特典もあるので、通信サービスにも絡んで来る。その点からも早く配信有無が判明するのはスマホユーザーにとっても嬉しいと思う。
また、ホンダとDAZNが協力し、「【期間限定】Honda F1 2021 DAZN 新規会員2ヶ月無料キャンペーン」も開始となった。名称通り、新規会員を対象としたキャンペーンなので、過去にDAZNを利用したことのある方は対象外だが、これからタイトル争いが佳境を迎えるF1の2021シーズン終盤の戦いを無料で視聴できる機会なので、関心がある方は試してみよう。キャンペーンの期間は10月7日から10月31日まで。その間に登録する必要がある。
ホンダは2022年以降もレッドブル・グループとのパートナーシップを今とは異なる形ながら継続するため、完全にホンダがF1の世界から消え去ってしまう訳ではないものの、パワーユニット(エンジンを中心とする駆動ユニットの総称)をワークス提供するパートナーとしての参戦は今年で終了となる。Honda F1のラストイヤーのため、可能ならば日本GPでその雄姿を見たかったファンは大勢いると思うが、レッドブルレーシング・ホンダは今週末のトルコGPにおいて、特製カラーリングのマシン、ドライビングスーツを用意(アルファタウリ・ホンダも一部実施)。ファンを始めとする様々な方への感謝を込めた「ありがとう」という言葉がマシンのリアウイングに大きく描かれている。
'Tis a thing of beauty 🤍 And it's got the drivers' seal of approval 👍 pic.twitter.com/JRRsM0G9uI
— Red Bull Racing Honda (@redbullracing) October 8, 2021
そしてレッドブルレーシング・ホンダのマシンカラーリングは、Honda F1の第1期に初優勝を成し遂げた伝説的マシン「Honda RA272」(1965年)をモチーフにしたデザインとなっている。白を基調にカーナンバーは日の丸をイメージした赤。RA272を彷彿とさせつつも、今風のデザインに昇華された非常に優れたカッコいいマシンに仕上がっている。
<▲:レッドブルレーシング・ホンダはトルコGPに特製カラーリングで挑む> |
この特製カラーリングのマシンでのマックス・フェルスタッペン選手とセルジオ・ペレス選手による1-2フィニッシュが期待されるし、可能ならば角田裕毅選手の3位表彰台、ピエール・ガスリー選手の4位によるホンダの1-2-3-4フィニッシュにも期待したい。昨年のF2では様々な失敗を重ねながらも傍目にも分かるほどの学習力によってシーズンを通して大きな成長を遂げ、驚異的な才能から非常に大きな期待感を抱かせてくれた角田選手だが、F1参戦初年度はF2時代の力強さは見る影もないほど苦戦中。シーズン開幕戦から数戦はまだ粗削りながらセンスを感じさせたものの、クラッシュが続いて以降は現在まで苦戦が続いている。しかし、突然遅くなるわけはなく、必ず復活、進化すると信じてファンは応援し続けているはず。今週末のトルコGPの舞台となるイスタンブール・パーク・サーキットは未経験の角田選手だが、大活躍を期待したいところ。
話が逸れたが、DAZNで2022年シーズンのF1の配信も決定したので、ファンには安心だ。
なお、DAZNは様々な機器で視聴可能で、結構古いAndroidスマホやタブレットでも動く。また、1アカウントで同時に2つの画面(1つの端末でも2つの端末でも構わない)での視聴も可能なので、例えばテレビでメイン中継映像を視聴し、タブレットやパソコンに4画面分割の「F1ゾーン」画面を表示するようなマルチ画面構成で楽しむこともできる。もちろん、F1視聴中に家族が他の端末でサッカーや野球を見る、ということも可能だ。