<▲図:ワイモバイルブランドのみで700万契約を突破> |
その発表会の冒頭では同社の現状にも触れ、「Y!mobile(ワイモバイル)」ブランドの契約者数が前年比124%の好調さによって700万契約を突破したことが明らかにされた。
「SoftBank(ソフトバンク)」「LINEMO」「LINEモバイル」も含めたソフトバンクグループの通信ブランド全てにおけるスマートフォンの累計契約数は前年比107%の2,618万契約に達している。
<▲図:全ブランド合計でのスマホの累計契約数は2,618万契約に達する> |
全ブランド合算での成長率とワイモバイル単独のそれを比較した場合、前年比で107%と124%と大きな差があるように、ワイモバイルの好調さが全体の契約数増も牽引している。
<▲図:「LINEモバイル」と「LINEMO」を合わせた契約数が100万を突破> |
オンライン専用の新ブランドであるLINEMOも、それなりのスタートを切り、格安SIMサービスとして展開されてきたLINEモバイルとの合算契約数は100万件を突破している。7月には月額990円(税込、以下同)で月間3GBのデータ通信容量の「ミニプラン」を投入するなどテコ入れもしている。
<▲図:「LINEMO」では新プラン「ミニプラン」を7月に投入> |
好調のワイモバイルでも強化策として余ったデータ容量の翌月繰り越しや、データ増量オプションの追加特典を8月に投入している。
ワイモバイルは家族複数人で加入した場合に料金の割引が結構効くことや「Yahoo!プレミアム」の会費が不要になる特典、「Yahoo!ショッピング」や「ヤフオク!」等、ヤフーの各種サービスにおける特典などによって、複合的におトクになる要素の存在から「よくよく見るとおトク」なサービスとなっており、その効果が大きいのかもしれない。逆に言えば、「シンプルに安い」という訳ではないので意外にも感じるが、総合的なお得度合いを考えるユーザーが多いという証拠かもしれない。
ソフトバンクの場合は、メインブランドの他にワイモバイルとLINEMOと、3つもブランドがあるため差別化が難しい上、グループ内ブランド間での競合もあるので、今後どのような割合でそれぞれが契約数を伸ばしていくのか注目したいところ。
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