<▲写真:「Wi-Fi STATION SH-52B」の発表時のモック> |
また、ドコモオンラインショップでは7日10時より購入手続きを開始する。販売チャネルはドコモオンラインショップだけでなく、全ドコモ取扱店だが、注意したいのはドコモショップなどの店舗では取り寄せ販売となる点だ。購入者の手元に商品が届くまで時間がかかる場合があるとされているので注意したい。
「Wi-Fi STATION SH-52B」は「Wi-Fi STATION SH-52A」の後継機種。
<▲写真:「Wi-Fi STATION SH-52B」の発表時の展示> |
5Gと4G LTEに対応するモバイルWi-Fiルーターで、5Gでは「ミリ波」には非対応で、下り最大4.2Gbps、上り最大218Mbps、4G LTEでは下り最大1.7Gbps、上り最大131.3Mbpsでの通信が可能。国際ローミングはLTEと3Gに対応する。
旧モデルの「Wi-Fi STATION SH-52A」ではミリ波にも対応していたものの、新モデルの「Wi-Fi STATION SH-52B」ではミリ波には非対応。
Wi-FiはWi-Fi6までサポートしている。すなわち、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)準拠で、最大で16台までのWi-Fi機器を同時接続できる。加えて、有線での接続もできる。「Wi-Fi STATION SH-52B」単独だとUSB 3.0対応ケーブルを使っての接続が可能。一方、別売りオプションの「クレードル」を使えば、有線LANケーブルを使っての接続もできる。このような有線の1台分を合わせると最大で17台の機器を「Wi-Fi STATION SH-52B」経由でインターネット接続できる。
有線は有線LANポートとUSBのいずれかで、有線LANポートはIEEE802.3u(100BASE-TX)/IEEE802.3ab(1000BASE-T)準拠。
搭載バッテリー容量は4,000mAhで、カタログスペック上での連続通信時間は5Gで約440分(7時間20分)、「PREMIUM 4G」で約430分(7時間10分)、4G LTEで約630分(10時間30分)持つとされている。連続待受時間は4G LTEで約1,290時間(53日18時間)だ。超大容量とまではいかないものの、まずまずの容量のバッテリーを積んでいるため、恐らく実用上は1日持つのではないかと思う。
本体サイズは約74 x 108 x 15.7mmで、重さは約166g。
<▲表:「Wi-STATION SH-52B」の基本スペック表> |
旧モデルがミリ波に対応していた一方で「Wi-Fi STATION SH-52B」は非対応になるなど、若干のスペックダウン点もあるが、改善点もある。まず、旧モデルでは本体サイズが大きかったこともあり、本体自体に有線LANポートを搭載していたが、今回は本体から有線LANポートを省き、クレードルに搭載させる形にしたことで、本体を小型軽量化できている。有線LANポートを省いたことで、有線LANポート利用時の発熱問題を解消することもできている。
最近発売され、人気沸騰中の5Gホームルーター「home 5G HR01」では専用の料金プラン「home 5Gプラン」が用意されている上、端末は「月々サポート」の対象として3年間に渡る割引によって「3年使えばタダ」という点も魅力なので、「Wi-Fi STATION SH-52B」についても料金面が気になるところ。
しかし、据え置き機扱いの「home 5G HR01」と違い、「Wi-Fi STATION SH-52B」はモバイル端末なので、同じ扱いはできず、既存の料金プランでの利用となる。すなわち「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「データプラス」などのプランを利用する形だ。
<編集後記>
返信削除home 5Gの人気沸騰によってWi-Fiルーターへの関心が以前よりも高まっていると感じるので、本製品にも注目が集まるかもしれませんね。とはいえ、今やモバイルWi-Fiルーターに関してはスマホでのテザリングで十分というユーザーが多いとも思うので、個人需要がどの程度あるのか、というのは読めませんね。