<▲図:国内メーカー製SIMフリー小型スマホ「mode1 GRIP」が10月10日に登場> |
さらに、50セット限定の先行予約特典として前述のワイヤレス充電器に加えて「mode1 GRIP専用クリアケース」も付属するので、先行50人に入ると、よりおトクとなっている。ただし、先行50セットはすでに達している可能性もあるので注意して欲しい。
<▲図:ワイヤレス充電器「mode1 Wireless Quick Charge」の使用イメージ> |
ピーアップワールドは「mode1」シリーズのSIMフリースマートフォンの開発・販売などの他、ドコモショップの運営代理店などを手掛け、傘下のピーアップはauショップ、ソフトバンクショップ、UQスポットなどの販売代理店の運営及び、ケータイショップ「テルル」を展開する。そのため、今回発表されたmode1 GRIPはテルルでも10月10日に発売となる。他にもビックカメラ、ヨドバシカメラ等のECサイトでも随時販売開始となる予定。
mode1 GRIPは、「グリップ=握る」をコンセプトに開発されたSIMフリースマートフォン。
ボディの幅が約56mmと、昨今のスマホの中では極めて狭い幅となっている。高さは約138mm、厚さは約10mm(突起部除く)で、重さは約140gだ。ボディの幅が狭いため、ディスプレイも小型で約5インチとなっている。5インチで解像度が1,440 x 576ドットのTFT液晶を採用している。
ディスプレイサイズも5インチと小さいので、解像度の低さはあまり気にならないかもしれないが、視野角の広いIPS液晶ではなくTFT液晶なので、IPS液晶や有機ELに慣れていると若干物足りないかもしれない。とはいえ、価格も22,000円(税込、以下同)と安価な設定の上、前述したようにmode1 Wireless Quick Chargeが予約した場合には付属するので、その分を考慮すると納得の範囲ではないかと思う。
いずれにしても選択肢の少ない5インチ前後のスマホが新たに登場するということで注目だろう。
ちなみに、2016年に発売された初代mode1(「mode1 MD-01M」)も5インチディスプレイを搭載したスマートフォンだ(こちらの記事参照)。
ピーアップが手掛けた第一弾SIMフリースマホ「mode1 MD-01M」(2016年発売) |
「グリップ」をコンセプトに開発された製品ということもあり、mode1 GRIPは、持ちやすさ、扱いやすさにこだわっているようで、指紋認証センサーも側面配置。スマホを手に取る自然な動作の中でロック解除できる。
また、昨今採用例が減っている赤外線ポートを搭載している点も特徴だ。減っているというか、ほとんど見かけなくなっている赤外線ポートだが、サードパーティーのリモコンアプリなどと組み合わせることでスマホでテレビなどの家電のリモコン操作をできたりもするので便利かもしれない。もちろん赤外線ポート非搭載のスマホでも中継機などがあればリモコン操作を可能にできるが、mode1 GRIPの場合は単独でできるという点が特徴。
OSはAndroid 11、CPUはMediaTek Helio P70オクタコア、メモリは4GB、ストレージは64GB。Helio P70は決して高い性能を誇るチップセットではないものの、若干劣るMediaTek Helio G25を搭載した「Motorola moto e7」でも日常利用できるレベルのパフォーマンスは発揮しているので、おそらくmode1 GRIPもヘビーな用途でなければサクサクとはいかずとも、それなりのスピードで動くのではないかと思う。
「Dual SIM Dual VoLTE」(DSDV)にも対応しているので、2枚のSIMカードを用いて、1枚でデータ通信、もう1枚でメイン回線のような使い分けもできるし、片側をプライベート回線、もう一方を仕事用などに分けることもできる。SIMカードのサイズはnanoSIM。
<▲図:SIMカードスロットの使用パターン例。スロット2はmicroSDカードとの兼用> |
microSDカードは最大256GBまで対応。本体ボディはIP65相当の防水・防塵対応、おサイフケータイには非対応、バッテリー容量は2,620mAhで、ワイヤレス充電対応(最大5W)。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz準拠)、Bluetoothは4.2 Low Energyサポートとなっている。
USB端子はType-Cで、3.5mmオーディオ端子も搭載する。前述したように赤外線ポートも装備している。
カメラは背面に約4,800万画素のメインカメラと約800万画素の広角カメラによるデュアル構成のカメラを、前面に約2,500万画素のシングルセンサーカメラを搭載する。
<▲図:mode1 GRIPでの撮影イメージ> |
モバイル通信はGSM、3G、4G対応で、SIMフリー端末なので各社の通信サービスで使うことができる。対応バンド/周波数帯は下表の通り。
<▲図:「mode1 GRIP」の通信キャリア対応バンド表> |
基本スペック表は下図の通りだ。
<▲図:「mode1 GRIP」の基本スペック表> |
先ほども述べたように、5インチ前後のサイズのディスプレイを搭載するスマートフォンは根本的に選択肢が少なく貴重な存在ということもあり、mode1 GRIPも注目を集めるかもしれない。