<▲図:様々な分野の新機能が導入される> |
今回発表された新機能は様々な面に及び、Androidスマートフォンを日常利用する上で便利になるものが複数含まれている。
日本語入力「Gboard」の刷新及び拡張、「Google フォト」におけるロックフォルダの一般展開、「Google TV」アプリの日本展開及びAndroidスマートフォンからのリモコン操作、顔の表情でのスマートフォンの操作、「Android Auto」や「ニアバイシェア」の強化などだ。
従来は「Google Pixel」シリーズのみに提供されていたGoogle フォトのロックフォルダ機能などは、プライベートの写真を他人に見られたくない場合には重宝するはずだ。ロックフォルダはパスコードで保護でき、その中に入れた写真や動画は他のデバイス等でも表示されない。
Androidの新機能
顔の表情でスマートフォンを操作
<▲図:表情でのジェスチャー操作について> |
顔の表情をカメラで読み取って、スマートフォンを操作できる機能が導入される。いわゆる顔ジェスチャー機能で、この機能は運動障害や言語障害を持つ方などを支援するユーザー補助機能で、「Android Accessibility Suite」の新機能である「カメラスイッチ」がそれにあたる。
スマートフォンのタッチ操作やキーボード、マウスといった従来型の入力方法に代わり、顔の動きをスマートフォンのフロントカメラで認識して、スマートフォンを操作できる。
Google TV及びリモコン機能
まず、Google TVアプリが今後数週間以内に日本を含む14か国で新たに提供予定であることが明らかにされた。加えて、Androidスマートフォンからテレビの電源を入れたり、検索したりといった具合に様々な操作をすることができるようになる。Google アシスタントにリマインダー機能
<▲図:「Google アシスタント」でリマインダー管理が可能に> |
Google アシスタントにリマインダー機能が実装される。日々のやらなければならない事などを「OK Google, リマインダーを開いて」と話しかけるだけで、確認/管理できるようになる。従来通りToDoリストの作成と自動化を声で行うことも可能。例えば「OK Google, 毎朝の植物の水やりをリマインドして」と話しかければ、その内容をリマインドに追加できる。
Google フォトにロックフォルダ
すでにGoogle Pixelシリーズには提供されていたロックフォルダが他のAndroidスマートフォンにも一般展開される。Google フォトにおいてパスコードでロックしたフォルダを作成/管理できるようになる。Android Autoの拡張
Android Autoで新たに「仕事用プロファイル」が提供開始となる。これによってデュアルSIMでプライベート用と仕事用のSIMを一台のスマートフォンで使い分けている方の場合、プライベートと仕事用の予定やメッセージ等を分けて確認・管理できるようになる。また、Google傘下のWazeが手掛けるターン・バイ・ターンのカーナビゲーションアプリ「Waze」が強化され、Android Auto向けのWazeにおいてタッチパッドやナイトモードがサポートされ、車線案内支援などが追加される。Gboardアプリの強化
<▲図:新絵文字が1,500以上追加> |
日本語入力アプリ「Gboard」も強化される。今秋をめどに1,500を超える新しいステッカー(絵文字)が追加され、今まで以上にメッセージコミュニケーションを絵文字で彩ることができるようになる。また、コピー&ペースト機能が強化される。電話番号、メールアドレス、URLなど特定の種類の情報を含むテキストをコピーすると、Gboardが自動抽出して個別にペーストできるようになるので、細かな選択範囲調整をタッチでチマチマと行う苦労が軽減されるだろう。
ニアバイシェアの強化
近距離でのデバイス間のデータ共有機能「ニアバイシェア」が強化される。具体的にはセキュリティ面での設定強化で、自分の端末を検出してデータを共有できる相手を管理できるようになる。共有相手を「全ユーザー対象」「連絡先」「非公開」から選択できる。この設定はスマートフォンのクイック設定から手軽に変更できるので、普段は「非公開」にしておけばいいだろう。歩きスマホ対策強化
Google Pixelシリーズで提供されてきた今春リリースの機能である前方注意機能がAndroid 9以降の端末に一般展開される。Android 9以降のOSが搭載された端末の「Digital Wellbeing」設定から利用できるようになる。歩きながらスマートフォンを使っていると注意喚起の表示がされたり、するようになる。Google Meetに新背景
Google Meetに新しい背景が追加された。情報元、参考リンク