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dtab Compact d-42AがAndroid 11に。ドコモがOSアップデートを提供開始

NTTドコモ(以下、ドコモ)は15日、「dtab Compact d-42A」(レノボ・ジャパン製)に対してOSをAndroid 10からAndroid 11にバージョンアップさせる内容を主とする最新のアップデート(ソフトウェア更新)を提供開始した。

<▲図:「dtab Compact d-42A」>

基本的にはアップデートを知らせる通知から手順を進めればいいが、手動で導入することも勿論できる。その場合は「設定」→「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」と進める。あとは画面の案内に従って操作していけばいい。

今回のアップデートを導入することでソフトウェアのビルド番号は「d-42A_S_S110017_2108170402_SM6125_4G_DCM_JP」になる。ビルド番号の確認は「設定」→「タブレット情報」→「ビルド番号」の手順で行うことができる。

アップデートには最新のセキュリティパッチも含まれているので、基本的には導入しておくべきだが、OSのバージョンがAndroid 10から11に変わるため、ユーザーによっては先送りすべき場合もあるかもしれない。一般のアプリによってはAndroid 11において不具合が確認されているもの、動かないものがあるかもしれないので、自身が使っているアプリの中にそういったものがないか事前に確認しておくことを勧めたい。

アップデートによって導入される新機能や改善のうち、目玉となるのは画面録画を手軽にできる「スクリーンレコード」機能だろう。

<▲図:スクリーンレコード機能について>

画面操作等を手軽に録画できるので、人にスマホの画面操作等を見せたいときには便利だ。ただし、動画配信サービスなど、コンテンツによっては録画できない場合がある。

また、アプリのプライバシー設定が強化される。

アプリがプライバシー情報を扱う場合、「このデバイスの位置情報へのアクセスを○○○に許可しますか?」のようなポップアップ画面が表示されるが、その際の選択肢が一つ追加される。「今回のみ」という選択肢を選べるようになるので、一時的に許可したい場合に便利だ。

また、一定期間利用していないアプリから過去に付与した権限が自動的に削除されるようになる。ただし、この権限自動削除については事前に設定しておく必要がある。

<▲図:プライバシー強化について>

もう一つ普段使う上ですぐに気付く変化に通知パネルがある。

チャットやSNSのアプリ等、コミュニケーションアプリにおける通知が、通知領域の上部に固定され、他の通知と見分けがつくようになった。バブル機能によってどの画面にいてもチャット等にアクセスすることもできる。ただし、これも対応したアプリのみ。

<▲図:チャットやSNSアプリ等に関する通知の強化について>

なお、バージョンアップ後、過去に受信したエリアメールの履歴を確認することができなくなる点、エリアメールの「やさしい日本語表示」「翻訳・アプリ連携設定」の機能がなくなる点をはじめ、削除される機能やアプリにも注意して欲しい。

今回のアップデートによってdtab Compactは、Android 11タブレットになることで魅力を増すことになる。dtab Compact d-42Aは、今では貴重な8インチ・WUXGA(1,920 x 1,200ドット)のディスプレイを搭載するAndroidタブレットの上、「eSIM」仕様の端末。

CPUはQualcomm Snapdragon 665、メモリは4GB、ストレージは64GBと、ミドルエンド製品だが、8インチサイズはとても持ちやすく手軽に扱えるので、ファミリータブレットはもちろん、普段使いのタブレットとしても悪くない選択肢の一つだ。dtab Compact d-42Aの詳細はこちらの記事を参照して欲しい。

情報元、参考リンク
ドコモ/dtab Compact d-42Aのソフトウェアアップデート情報
ドコモオンラインショップ/dtab Compact d-42A製品ページ
ドコモオンラインショップ

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