<▲図:「MIX 4」> |
メモリ、ストレージ容量別に4種類のモデルが用意されることになり、約85,210円から約107,370円という価格帯なので、ハイエンド製品だということは明らか。実際に基本スペックが高い上、様々な技術が導入されていることが分かる。
CPUはQualcomm Snapdragon 888+、メモリとストレージは前述したように最低でも8GBメモリ、ストレージも最低でも128GB。
<▲図:「Qualcomm Snapdragon 888+」を搭載する> |
ディスプレイは約6.67インチの有機ELで、解像度は2,400 x 1,080ドット、120Hzまでのリフレッシュレート、480Hzのタッチサンプリングレートに対応し、HDR 10+やDolby Vision対応、さらにはフロントカメラが埋没型なので、ディスプレイにはノッチ(切り欠き)もパンチホールもなく、とてもスッキリとしている。
<▲図:6.67インチの有機ELディスプレイを搭載する> |
さらにエッジ部を緩やかな曲面とすることでフレームギリギリまでディスプレイを伸ばし、フロント全体に対する画面占有率は限界ギリギリだ。上辺もフレームギリギリまで攻めている。ここまで細いとベゼル(額縁)が狭いと言うよりも、シンプルに細いフレームしかないと言った方が適切だと感じる。
<▲図:「MIX 4」> |
6.67インチと、比較的大型のディスプレイを搭載しつつ、非常に細いフレームで構成されているので本体の幅は約75.35mmに抑えられている。高さは約162.65mmで、厚さは約8.02mm、重さは約225gだ。さすがに225gという重さは片手で持つには少々厳しいと感じる方も多いのではないかと思うので、MIX 4はその点では人を選ぶかもしれない。
搭載バッテリー容量は4,500mAhで、最大120WというモバイルノートPC(ゲーミングノートPCやクリエイターノートPCなど特別パワーのあるPCは除く)でも見掛けないほど高出力での充電に対応する。さらに、ワイヤレス充電でも最大50W対応だ。
<▲図:有線で最大120W、ワイヤレスで最大50Wでの充電が可能> |
120Wでの充電の場合、標準モードだと約21分でフル充電、ブーストモードだと10分で約80%、15分でフル充電できるという。50Wでのワイヤレス充電の場合には標準モードで45分、ブーストモードでは28分でフル充電できるという。ここまで速いのなら、寝る前に充電する必要はなくなるかもしれない。
<▲図:冷却性能の高さもMIX 4の特徴の一つ。広大な放熱面を確保> |
この薄いボディに様々なコンポーネントとバッテリーを詰め込み、120Wでの充電を行っても大丈夫なのかとやや心配になるが、おそらく大丈夫なのだろう。放熱構造も工夫し、内部放熱面積を広く確保しているという(上図参照)。
そして、実際に充電中の背面温度は37度程度までしか上がらないという。
<▲図:最大120Wでの充電を行っている最中でも背面温度は37度までしか上がらないという> |
<▲図:バランスモードでの温度比較。下は他のSnapdragon 888搭載スマホのおおよその値> |
カメラは前述したように前面はディスプレイ埋没型で約2,000万画素のセンサーのものを搭載する。
<▲図:フロントカメラは埋没型で、4つのピクセルを1つに統合する「4-in-1 Super Pixel」対応> |
一方、リアカメラは3眼構成で、メインカメラは約1億800万画素でサイズが約1/1.33型のセンサー、F値1.95のレンズ、超広角カメラは約1,300万画素、F値2.2のレンズ、望遠カメラは約800万画素、光学5倍ズーム、デジタル50倍ズーム対応となっている。メインカメラと望遠カメラは光学式手振れ補正搭載。
オーディオ面ではハイレゾ音源への対応とHarman Kardon監修のスピーカーを搭載している。
<▲図:カラーバリエーションはこの2色を含めた3色。セラミックホワイト、セラミックグレー、セラミックブラック> |
カラーバリエーションはセラミックブラック、セラミックホワイト、セラミックグレーの3色。
日本市場に投入されるのかどうかは全く分からないものの、日本市場でもXiaomiの製品は本格的にシェアを拡大し始めているため、投入の可能性はあるかもしれない。
<編集後記>
返信削除本製品は現時点では日本市場への投入予定は不明ですが、アクセス数から判断するに、結構な注目度のようなので、やはり日本市場におけるXiaomiの認知度が高まっているのでしょうね。