<▲図:かけ放題オプションが必要になった背景には「Rakuten Link」アプリのiOS版の仕様変更がある。この画像は発表内容の抜粋なので、詳細は公式サイトで確認して欲しい> |
楽天モバイルでは音声通話やSMSのやり取り等が可能なコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を使っての国内音声通話は時間制限や回数制限なく無料だが、OS標準の電話アプリを使っての発話には通常の料金がかかる。
Androidユーザーの場合は基本的にRakuten Linkアプリで問題ないが、iPhoneの場合は7月に実施されたRakuten Linkの仕様変更によって、着信をOS標準アプリが受けるようになった。以前はRakuten Linkアプリが着信を受けていたため、そのまま折り返し発信してもRakuten Linkアプリによる通話となり、通話料を意識せずに済んでいた。ところが、この仕様変更によって、着信から即折り返してしまうとOS標準電話アプリでの発信となり、通話料が発生する。
Android版のRakuten Linkアプリは今でも着信を受けてくれるので、何も考えずに済むが、iPhoneの場合にはやや面倒な状況になってしまったので、そうした環境の変化を受けての本オプションの登場だと考えていいだろう。
「10分(標準)通話かけ放題」に加入すると、OS標準アプリでの1回10分以内の国内音声通話がかけ放題となる。加えて、国内SMSも送受信し放題だ。
10分を超過した場合には、超過分は30秒当たり22円で課金される。
楽天モバイルは料金が安い点が最大の魅力で、月額1,100円の有料かけ放題オプションに加入してしまうと、せっかくの魅力が損なわれることになるが、音声通話を掛ける機会が多い方でiPhoneユーザーの場合には、うっかりミスによって余計な通話料が発生しかねないので、加入を検討するかもしれない。しかし、一日に何度も電話を折り返すのでなければ、Rakuten Linkで折り返す操作に慣れてきた頃だとも思うので、その場合には加入する必要はないだろう。
<編集後記>
返信削除iPhoneでの楽天モバイルの利用は以前と比べてやや面倒臭くなってしまっていますが、音声通話機能をあまり使わないユーザーも非常に多いと思いますので、その場合には特に問題ないですよね。また、そろそろ慣れてきた頃合いかなとも思うので、それであれば有料オプションは不要でしょうね。一方で、必要性を感じている方には魅力あるオプションとなりそうです。