<▲図:「GRATINA KYF42」> |
GRATINA KYF42は5Gには非対応の4G LTE端末で、かなりオーソドックスでシンプルなケータイといった感で、2019年5月24日に発売となった旧モデルの「GRATINA KYF39」と比べての変化は少ないが、GRATINA KYF39よりも約1.4倍の強度の振動が可能な「でかバイブ」を搭載することでカバンの中に入れていても着信に気付きやすくなっている。
<▲図:シンプルかつオーソドックスなデザイン> |
さらにコロナ禍ではありがたい魅力の一つとして泡ハンドソープでの清掃にも対応している。そして、キーデザインに若干の変化があり、新たに「カスタマイズキー」が3つ搭載されている。「F1」「F2」「F3」キーにはユーザー自身が好みの機能や電話番号などを登録できるので便利だろう。
<▲図:一番下の列に「F1」「F2」「F3」キーが用意されている。これらのキーは機能の割り当てができるカスタマイズキー> |
本体サイズはほぼ同じ。旧機種よりも最厚部の厚さが約0.5mm増えただけで、サイズは約112 x 51 x 17.9mm。重さも約125gで同じだ。
<▲図:2019年発売の旧機種「GRATINA KYF39」> |
また、旧モデル同様、SMS(Cメール)に代わって写真や動画、スタンプなどもやり取りできるようになった「+メッセージ」に対応していたり、タフな設計も健在だ。
ただ、現在GRATINA KYF39を使っていて特に不満がない方は買い替える必要はないと思う。前述した要素以外には大きな変化がなく、スペックも大差ないからだ。一方で、それよりも古い機種を使っている方の場合にはヒンジにガタがきたり、外装がボロボロになっていたりするかもしれないし、変更機種として十分な候補に挙がってくると思う。
そして残念ながら「おサイフケータイ」には今回のGRATINA KYF42も対応していない点には注意が必要だ。
基本スペックの他の部分を見ていくと、バッテリー容量は1,500mAh、連続通話時間は約600分、連続待受時間は約450時間、CPUはクアッドコアのQM215 1.2GHz、メモリは1GB、ストレージは8GB、外部メモリとして最大32GBまでのmicroSDHCに対応、ディスプレイは約3.4インチで解像度が854 x 480ドットのTFT液晶、データ通信速度は下り側が最大150Mbps、上り最大50Mbps、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n準拠、Bluetoothは4.2、カメラは背面のメインカメラのみで約800万画素のシングルカメラといったところ。
GRATINA KYF39とはほとんど同じようなスペックだが、CPUがクアッドコア 1.1GHzのMSM8909から変わった影響だと思うが、消費電力が若干増えたのか、バッテリー容量は1,500mAhで同じながらスペック上の連続通話時間は約610分から約600分へ、連続待受時間は約530時間から約450時間へと減っている。とはいえ、あくまでスペック上の数値だし、誤差に近いような差なので実用上の体感時間はほぼ変わらないだろう。
やはり大きな特徴は前述したように泡ハンドソープでの清掃に対応していると公式に謳われている点と「でかバイブ」、カスタマイズキーなどだろう。また、デザインがよりシンプルになったので、旧モデルよりも性別・年齢を問わない、万人向けの端末になった印象だ。あくまでも主観だが旧モデルはややシニア向けのデザイン、カラーだったように思うが、GRATINA KYF42からは特にそのような印象を受けない。非常にシンプルなデザインだと思う。
奇をてらったような部分もないし、安心して購入/使用できるガラケーと言ってよさそうだ。
情報元、参考リンク
<編集後記>
返信削除GRATINAのガラケーシリーズはもう進化ポイントはほとんどない状況だと思いますが、それでも微妙に良い感じに変更されている気がしますね。あとはテンキーの打ち心地の良さがどれくらいなのか気になりますね。