<▲図:「Pixel 5a (5G)」> |
当然GoogleストアではSIMフリーでの販売となるが、それはソフトバンク版も同じ。ソフトバンク版もSIMフリーで、スペックも全く同じ。そのため、「トクするサポート+」を別に考えると価格設定は明らかにGoogleストアの方が安い。その差13,100円なので、長期的に使う可能性が高い場合にはGoogleストアでの購入の方が良いだろう。
一方で2年程度の使用に留め、再び機種変更する予定ならソフトバンクでの購入の方が良いだろう。
仮にGoogleストアで購入したPixel 5a (5G)を2年後に売却し、別のスマートフォンに移行するとした場合、Pixel 5a (5G)を中古端末取扱店で売ることになる訳だが、その時に51,700円 - 32,400円 = 19,300円以上の額で買い取ってもらえればGoogleストアでの購入の方がトータルコストでは上ということになるが、19,300円という額は微妙なラインに見える。そのため、2年しか使わない場合はコスト面でもソフトバンクの方が安いかもしれない。
とはいえ、格安SIMで運用するなど通信費を抑えたい場合にはGoogleストアの方が良いだろう。
コストの話ばかりしたが、Pixel 5a (5G)は「Pixel 5」と比べてスペック上の差異はかなり多い。
<▲図:「Pixel 5a (5G)」と「Pixel 5」「Pixel 4a (5G)」との違い> |
共通しているのはCPU、ストレージ、カメラ、対応するモバイル通信方式/周波数帯、Wi-FiやBluetoothの規格程度。CPUは「Qualcomm Snapdragon 765G」、ストレージは128GB、カメラはリアが1220万画素+1600万画素、フロントが約800万画素、モバイル通信方式/周波数帯は下記の通りで、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetoothは5.0対応。
- 5G:n1/3/5/7/8/28/40/77/78
- 4G:1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71
- 3G(UMTS/HSPA+/HSDPA):1/2/4/5/6/8/19
- GSM:850/900/1,800/1,900 MHz
最も大きな違いはサイズ、ディスプレイ、バッテリー容量だろう。
本体サイズがPixel 5の約144.7 x 70.4 x 8mm、重さ約151gから約156.2 x 73.2 x 8.8mm、重さ約183gに大きくなった。ディスプレイも6インチから6.34インチと大型化している。ところが、大型化したもののディスプレイ性能は落ちている。Pixel 5はリフレッシュレート90Hz対応だが、Pixel 5a (5G)では非対応だ。加えて、ディスプレイのカバーガラスも「Corning Gorilla Glass 6」から「Corning Gorilla Glass 3」にグレードダウンしている。
本体が大きくなったのでバッテリーも大容量化した。4,080mAhから4,680mAhと、600mAh増えている。これは実用上大きな利点になりそうだ。一方でワイヤレス充電への対応がなくなった。
そしてメモリが8GBから6GBに減った。
しかし、オーディオ面では3.5mmオーディオ端子が復活しているのもPixel 5a (5G)の良い点の一つだろう。また、おサイフケータイ対応は踏襲されていて、Pixel 5a (5G)でも利用可能だ。
また、「Pixel 4a (5G)」と比べた場合はというと、CPUとメモリとストレージが同じなので基本スペックの主だった部分では、むしろPixel 5a (5G)はPixel 4a (5G)と比べる方がいいかもしれない。Pixel 4a (5G)の6.24インチよりも若干大きな6.34インチディスプレイに変わったことで、本体サイズも少し大きくなった。そして前述したようにバッテリー容量が4,680mAhだ。Pixel 4a (5G)のバッテリー容量は3,885mAhなので、Pixel 5との差よりも大きい。ボディがプラスチックから金属に変わった点も違いの一つだ。
<編集後記>
返信削除秋にはPixel 6の登場も控えていますが、まずはPixel 5a(5G)が登場ですね!