<▲図:au 4G LTE、au 5G、WiMAX 2+対応のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G」> |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は、au 4G LTE、au 5G(sub6)、WiMAX 2+に対応したホームルーターで、下り最大2.7Gbps、上り最大183Mbpsでの通信が可能となっている。そして、Wi-FiがIEEE802.11a/b/g/n/ax/ax準拠と、Wi-Fi6にも対応している点も特徴だ。
ホームルータータイプということもあり、Wi-Fiクライアント機器の同時接続可能台数が30台と多い点も魅力で、有線LANポートも2つ搭載している。
なお、Speed Wi-Fi HOME 5G L11の発売に合わせて専用の料金プラン「ホームルータープラン 5G」の提供も開始となる。このプランの通常料金は月額5,170円(税込、以下同)だが、25カ月間に渡って毎月550円割引となる「5Gルーター割」を適用すると、少なくとも25カ月間は月額4,620円になる。1年や2年などの契約期間の定めもない。
また、WiMAX 2+ルーターでau 5Gに対応している製品の場合、通信モードを端末側で切り替えることが可能となっていて、Speed Wi-Fi HOME 5G L11も「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」を切り替えられる。スタンダードモードは基本的にはWiMAX 2+エリアで、一部のau 4G LTE、au 5Gを利用できるモードで、月間データ量の上限はない。一方のプラスエリアモードはauエリアで通信できるが月間データ量の上限が30GBというもの。30GBを超えると月末まで通信速度が最大128kbpsに制限される。ただし、通信モードをスタンダードモードに戻せば、少なくともスタンダードモードでは上限なく利用できる。プラスエリアモードにおける制限はスタンダードモードには影響しないので、その点は安心だ。
そしてプラスエリアモードはUQ WiMAXやBIGLOBE WiMAXで契約した場合には月額1,100円だが、auでは無料としている。また、プラスエリアモードの通信量の上限もauでは30GBだが、UQ WiMAXやBIGLOBE WiMAXでは15GBと、設定が異なる。
しかし、コスト面ではauよりもUQ WiMAXやBIGLOBE WiMAXなどのWiMAX系サービスの方が安い。Speed Wi-Fi HOME 5G L11の本体価格もauでは39,600円と、UQ WiMAXやBIGLOBE WiMAXでの22,000円弱と比べるとかなり高い。通信プランもWiMAX系サービスの方が安い。
結局、超長期間使う可能性があり、さらにプラスエリアモードをある程度頻繁に使いたい場合にはauの方が良いということになりそうだ。一方、2、3年間隔での買い替えを考えている場合はWiMAX系サービスで加入する方がお得かもしれない。
<編集後記>
返信削除Speed Wi-Fi HOME 5G L11は販売チャネルが複数あるので、総合的な判断で購入先を決めたいところですね。