2種類の割引施策を適用可能で、一つ目は「U15はじめてスマホ割」。初回割引適用月から最大12か月間に渡って毎月550円引きというもの。二つ目は「dカードお支払割」で、毎月187円引きだ。この2つを適用すれば月額1,078円にまで下げられる。ただし、「U15はじめてスマホ割」は最大12か月間のみなので、13か月目以降は「dカードお支払割」しか適用できない。それでも月額1,628円だ。
この「U15はじめてスマホプラン」の内容だが、データ通信は16歳の誕生月までの間は、月々3GBまで。万一3GBを超過した場合には、1GBあたり1,100円で追加チャージを行うこともできる。
音声通話は、国内音声通話が1回あたり5分までに関しては何度でも無料で行うことができ、超過した分については30秒あたり22円での従量課金となる。
また、音声通話を利用する頻度及び一回当たりの時間が長い方には、月額1,100円で国内通話がかけ放題になる「かけ放題オプション」も用意されている。
加入可能なユーザーの条件は、利用者の年齢が15歳以下で、かつ以下の1から5までのいずれかを満たすこととされている。
- 新規契約
- 契約変更(FOMA→Xi、FOMA→5G)
- Xiのフィーチャーフォンからの機種変更
- 他社フィーチャーフォンからのMNPポートイン
- 他社3G回線からのMNPポートイン
上記のいずれの手続きにおいても、端末購入は条件に含まれていない。すなわち、持ち込み機種、すでにお持ちのスマホでも「U15はじめてスマホプラン」に加入することができる。例えば、保護者が使っている機種を子供に譲り、その機種で「U15はじめてスマホプラン」に加入する、といった例も可能だ。
あとはこの「U15はじめてスマホプラン」が実際に安いのか? 魅力があるのか? という点だが、ドコモの料金プランから選択する場合、確かに15歳以下が利用できるプランとしてはベストだろう。しかし、3GBでは全く足りない、という場合かつ20GBまでで十分なら「ahamo」がベストだろう。それでも不足というなら、また、毎月の使用データ量に変動があるなら「5Gギガライト」か「ギガライト」、それでもまだ足りないのなら「5Gギガホ プレミア」か「ギガホ プレミア」になる。
とはいえ、「U15はじめてスマホプラン」は、初めてスマホを使う15歳以下のユーザーを対象としたプランとしては良い塩梅というか、実に手頃な内容なので、ひとまず無難な選択肢として加入し、状況を見ながら他のプランを検討していく、という流れがいいかもしれない。
<編集後記>
返信削除スマホを持つタイミングで場合によっては家族全体で携帯代の見直しを行って、他社への一斉MNPなどもあるかもしれないので、「はじめて」系のスマホプランの設計は中々重要ではないかと思います。それだけに良い塩梅で作られている感じです。