<▲図:「Rakuten WiFi Pocket 2B」> |
なお、「Rakuten WiFi Pocket 2 本体価格1円割引キャンペーン」の適用条件は「Rakuten UN-LIMIT VI」への同時加入なので、初めて楽天モバイルに加入する方の場合は、基本的には両キャンペーンを利用できる。一方、初めての加入ではない方の場合は、5,000ポイント還元キャンペーンは適用できないものの、本体1円のキャンペーンは同時加入さえすれば適用できるので、少なくとも1円での購入は可能だ。
5,000ポイント還元キャンペーンによるポイント付与は回線開通月の翌々月末日となっている。
また、「Rakuten UN-LIMIT VI」が3か月間に渡って0円のキャンペーンも併用できるので、初期コストは非常に低く抑えられる。
販売チャネルは楽天モバイル公式サイトの他、全国の楽天モバイル取扱店だ。
さて、そのRakuten WiFi Pocket 2Bだが、対応するモバイル通信規格は4G LTEで、5Gには非対応だ。下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsに対応する。具体的な対応バンドは下記の通り。SIMカードタイプはmicroSIM、国際ローミングにも対応している。
- LTE(FD):Band 1、3、7、18、19、26
- TD-LTE:Band 38、41
- 3G(W-CDMA):Band 1、2、19
2,520mAhの容量のバッテリーを搭載し、連続で約10時間の通信が可能とされている。連続待受時間は約300時間。本体サイズは約63.8 x 107.3 x 15mmで、重さは約106g。
Wi-Fiクライアント機器の同時接続可能台数は16台まで。台数が多いのは良いが、実はWi-FiはIEEE802.11b/g/nまでしか対応しておらず、5GHzも使えない。2.4GHzのみなので、例えば本格的なネット回線として使いたい方には向かない。楽天モバイルは料金の上限が定められている上、他キャリアよりも安いので、楽天モバイル回線のカバーエリア内に在住の方の場合にはかなりデータ通信を使いやすいので、本来であればモバイルWi-Fiルーターも適したキャリアながら、本製品の場合には本格的な用途には向かないだろう。逆にスマホでのWi-Fiテザリングの方が速いぐらいだと思う。
では、どのようなユーザー層に向けた製品なのかというと、スペック、価格を見ても、ライトユーザーだということが想像できる。家でのちょっとしたインターネット利用に使う分には全く問題ないだろうし、仮に本格的に使うとしても接続台数が少ないのなら速度面で不満を感じるシーンも少ないかもしれないし、外出先でも高解像度動画の視聴がメインなどでない限りは問題ない方が多いと思う。
とはいえ、接続台数が多いなど、本格的なネット回線として使うには、本機は向かないと思う。
カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色で、背面に楽天市場のキャラクター「お買いものパンダ」のイラストが描かれたデザインが大きな特徴の一つだ。お買いものパンダのイラストがよりマッチするのはホワイトモデルだと思うが、ブラックモデルも全体的な雰囲気は落ち着いている。
<▲図:上面と下面> |
入出力端子はmicro USB Type-Bなので、最近のスマートフォンやタブレット、ノートPCなどがUSB Type-Cが主流になりつつある現状からは遅れた感じで、人によってはmicro-Bコネクタのケーブルを捨てたりして、持っていない可能性もあるかもしれない。とはいえ、少なくとも1本は本体パッケージに同梱されるので、ひとまず充電に困ることはないと思う。
<編集後記>
返信削除最近スペックの低いモバイルWi-Fiルーターの需要がどこにあるのかやや悩む部分もあるのですが、結構あちこちでそこそこリリースされている所を見る限り、おそらく需要があるんでしょうね。ただ、やっぱり実質1円とか0円で購入できるというのは、非常に大きな魅力ですよね。ゲームのダウンロードとか動画配信サービスを頻繁に使うわけでもなければ、速度もそこそこで十分ですし。となると、デザインも結構可愛いし、本製品も結構魅力あり、となるのかもしれません。