<▲図:運転免許証などの本人確認書類は厚みがわかるよう、角度を変えて撮影する> |
スマートフォンからのeKYCの利用は、Webブラウザのほか、「my 楽天モバイル」アプリでも行うことができる、新たに楽天モバイルに加入する方は「my 楽天モバイル」アプリをインストールしていない方が多いと思うので、Web申し込みでのeKYC対応は非常に大きな魅力ではないかと思う。
例えば、「eSIM」対応のスマートフォンを使って申し込んだ場合、早ければ5分程度で回線開通までたどり着くことができるという。もちろん、実際に5分で開通できるのは、ある程度慣れた方に限られるとは思うが、いずれにしても楽なのは確かだ。
ただし、楽天モバイルの「AIかんたん本人確認」で対応している本人確認書類は現時点では、運転免許証とマイナンバーカードのみ。eKYC以外の本人確認方法の場合には運転経歴証明書や健康保険証(補助書類必要)、パスポート(補助書類必要)なども対象となっていて、それらをスキャンもしくは撮影した画像をアップロードするなどすればいい訳だが、瞬時(実際に僅かな時間)に本人確認処理が完了してしまうeKYCと違い、画像アップロードでの本人確認は瞬時には終わらない。とはいえ、大抵の方はそれでも問題ないと思うし、筆者が楽天モバイルに加入した際もeKYCではなく画像アップロードで行っている。また、端末購入を伴う場合やSIMカード発送の場合、受け取り時に配達員の方に本人確認書類を提示する、という方法もある。
とはいえ、eKYCはeSIM対応スマートフォンで楽天モバイルを利用する場合には大いに役立つシステムだ。
手元に運転免許証やマイナンバーカードを用意しておき、eSIM対応スマートフォンを使って楽天モバイルの公式Webサイトもしくは「my 楽天モバイル」アプリから申し込み手続きを始めた場合、前述したように早ければ5分程度で開通手続きまで完了し、すぐに楽天モバイルの通信サービスを利用できるようになる。ただし、最短利用が可能なのは、楽天モバイルのeSIM対応製品のみとされている。
また、eKYC自体は私も利用経験があるが、顔を写す際に何度かやり直したことがある。正直な話、意味のない不要なやり直しだったし、気にする必要はないものの、顔色が悪かったり、何となく写りが悪いことが気になり、何度もやり直した。しかし、AIが「本人確認」を処理できればいいだけの話なので、前述したようにそこまで気にしなくていい。あまりに暗い場所での撮影や本人確認書類の顔写真とあまりに異なる状態(髭が伸び放題だったり、髪型が大幅に異なったり、体重の大幅な変化によって顔の輪郭やサイズが大きく変わったり、メイクの仕方が大幅に異なったり)でなければ、自撮りは指示通り行うだけで十分だ。ところが、初めての場合には筆者のように何度か撮り直したくなる方がいると思う。また、本人確認書類の撮影も、初めてだと戸惑うかもしれない。
初めての方は、背景が壁など、仮にカメラに写っても気にならない場所にてスマホと本人確認書類をもってスタンバイし、手続きを行うことを勧めたい。別に部屋の中が写ろうと問題があるわけではないものの、何となく嫌だという方は多いと思う。実際、私はそうだった。結果、二度目以降のeKYCの経験では、あらかじめ小さなテーブルの上に運転免許証を置き、自撮りも明るさの問題がないか、カメラアプリで事前に簡単に確認してから申し込み手続きを行った。
撮影だけでも意味なく時間が掛かったりするため、初めての方は5分で完了というのは厳しいと思う。それでも30分以内には終えられるのではないかと思う。
いずれにしても、仮にeKYCを利用して申し込む場合でも、事前に流れを下記リンク先の公式ページで確認しておくことを勧めたい。
情報元、参考リンク
<編集後記>
返信削除機会がないとなかなかeKYCを利用することもなく、実際にどんな感じなのか想像しにくいと思いますので、最初は多少時間が掛かると思います。そのため、ある程度時間に余裕があるときに行うことをお勧めします。