<▲図:「Pocket WiFi 5G A101ZT」の前面。2.4インチのタッチ液晶搭載> |
5Gでは下り最大2.4Gbps、上り最大110Mbps、4Gでは下り最大838Mbps、上り最大46Mbpsに対応する。
ソフトバンクブランドとしては「Pocket WiFi 5G A004ZT」に続く2機種目の5G対応モバイルWi-Fiルーターだが、ワイモバイルブランドでは初の5G対応モバイルWi-Fiルーターとなる。後から登場することになるA101ZT/A102ZTだが、前述の最大通信速度から分かるように、ミリ波には対応していない。一方のA004ZTは5Gの周波数帯のうちSub6とミリ波に両対応しているため、最大通信速度は下りが3.0Gbps、上りが298Mbpsとなっている。4Gでは同じだ。
最大通信速度では劣るA101ZT/A102ZTだが、モバイルWi-Fiルーターとしてのバランスはこちらの方がいいかもしれない。
というのも、A004ZTの搭載バッテリー容量は4,100mAhだが、A101ZT/A102ZTには5,300mAhのバッテリーが積まれているためだ。スペック上の連続通信時間もA101ZT/A102ZTの方が長い。5G通信時、A004ZTはSub6で3.6時間、ミリ波で3時間のところ、A101ZT/A102ZTは5時間(Sub6)持つとされている。4GについてもFDD-LTE網で7.5時間、AXGP網で9時間だ。
それでいて重さはA004ZTが225gなのに対してA101ZT/A102ZTは240gと、それほど変わりない。
<▲図:「Pocket WiFi 5G A101ZT」の裏面> |
それ以外の特徴としては、Wi-FiでWi-Fi6に対応している点と、2.4GHz帯と5GHz帯の混在・同時使用が可能となっているので、スマートフォンやノートPC、タブレットなどでは5GHzで繋ぎつつ、携帯ゲーム機では2.4GHzなどといったように、新旧のWi-Fiクライアント機器を同時に使える。特に家で使うときには5GHz非対応のWi-Fi機器もいくつかあると思うので、その点で便利だろう。また、同時接続可能台数も30台と、比較的多い。
別売りのクレードルを使うことで有線LAN接続、WAN接続などもできる。
ディスプレイは約2.4インチのQVGA解像度のTFT液晶で、タッチ操作対応。本体サイズは約141 x 69 x 15.9mmで、重さは前述したように約240g。
ソフトバンクでは5GモバイルWi-FiルーターにはA004ZTと2つの選択肢があるもののワイモバイルではA102ZTのみなので、ワイモバイルにおける5GモバイルWi-Fiルーターを待っていた方には現状では唯一の選択肢となる。比較的バランスの取れた端末に見えるだけに注目だ。
情報元、参考リンク
<編集後記>
返信削除ソフトバンクとワイモバイルの両通信ブランドで発売されるので、どちらのユーザーも購入できるのは良いですね。