<▲図:「ヘッドセット用接顔パーツ」の問題に関する発表内容> |
筆者もOculus Quest 2のユーザーで、本日案内のメールが届き、実際にOculusのアカウントページから申し込みを行ったので、その流れも含めて本記事にて紹介したいと思う。
<▲図:「Oculus Quest 2」ユーザーへの案内メール> |
まずは本件で問題となった事象について詳しく紹介したい。
Oculus Quest 2の本体に同梱される標準の接顔パーツはスポンジ状のクッションパーツで、同社が調査をした結果、製造工程における汚染や予期せぬ物質の混入は確認されなかったという。しかし、皮膚の不快感の一因となりうる微量な物質が製造工程において通常存在する物質として確認されたという。この物質の量は業界標準を下回っているものの、念には念を入れるため製造工程を見直して、減少させたという。
しかし、すでに購入済みの方は筆者も含めて、おそらく対策前のパーツを使っているはずだ。では、どういう症状が出たら使用を中止すべきなのだろうか? 同社はひとまず、接顔パーツが接触している箇所に肌荒れなどを感じた場合にはOculus Quest 2の使用を中止し、シリコンカバーの発送手続きを申し込んで欲しいとしている。
もちろん前述したように全てのOculus Quest 2のユーザーを対象とした無償提供プログラムなので、現時点で症状が出ていない場合でも申し込むことはできるし、発送は約4週間以内に行われるとされているものの、早めに申し込んでおいた方がいいかもしれない。
また、標準の接顔パーツの素材は、仮に不快感を生じさせる微量物質が皆無だったとしても多少ザラザラとしたスポンジ素材な上、サイズも結構窮屈なので、肌荒れ等が生じる恐れは十分にあり得ると思う。もちろん、全ての人の肌に合わせる設計というのは現実問題として不可能だと十分理解しているが、現時点で肌に合わないと感じている方はシリコンカバーを申し込んでおく方が無難ではないかと思う。
シリコンカバーの無償提供プログラムへの申し込みは、案内のメールに表示されている「[デバイス]に移動→」リンクをクリックしてOculusのアカウントページに移動し、FacebookまたはOculusアカウントでログインすることで開始できる。もちろん、メールからではなく、直接Oculus公式サイトのアカウントページにアクセスしても構わない。
<▲図:Oculusアカウントページにログインする> |
次にページ右上のアカウントアイコンをタップ/クリックして「デバイス」ページへ移動する。案内メールから手続きを始めた場合は、ログイン直後のページがすでにデバイスページになっていると思う。
<▲図:アカウントページの「デバイス」ページに「シリコンカバーをリクエスト」というリンクがある> |
次にページ中央辺りに表示されている「シリコンカバーをリクエスト」リンクをクリックして、注文フォームページへ移動する。
<▲図:シリコンカバーの注文フォーム> |
フォームに必要事項を入力して「送信する」ボタンを押せば申し込み手続きは完了だ。
注意したいのは氏名も住所もローマ字入力のみ、という点で、氏名は問題ないと思うが、住所は海外通販などを利用したことの少ない方は戸惑うかもしれない。しかも、この注文フォームの住所欄は、入力形式をある程度制限してくるので、普段書き慣れたローマ字表記の住所でも弾かれる場合がある。
<▲図:配送先住所の入力フォーム。全て半角英数字で入力する> |
例えば「町名・番地」欄は、「数字-数字-数字」のような書き方だと筆者は弾かれた。「1-2-3」(1丁目2番地3号)の場合には「1 CHOME 2-3」と入力する必要があるようだ(CHOMEのOの上には横棒)。また、郵便番号欄にはハイフン「-」は必要だった。ハイフンが不要なサイトも多いと思うが、本フォームでは必要だ。
<▲図:手続きが完了すると、このページが表示される> |
いずれにしても求められている形式と外れていた場合には赤字で注記が表示されるので、それに従って書き直せばいい。海外通販などに慣れていない場合には自分が書いたローマ字形式の住所が正しいかどうか不安に感じると思うが、多少変でも必要な情報がしっかりと入っていれば、配送業者の方々は問題なく届けて下さるので、住所の内容が不足なくローマ字形式で入ってさえいれば基本的には大丈夫だ。万一届かなかった場合にはサポートに問い合わせるなどすれば、何らかの対処をしてくれるのではないかと思う。
<編集後記>
返信削除住所入力などで若干悩む可能性もあると思いますが、そこまで複雑な手続きフローではなかったので、忘れずに行っておくことをお勧めします!