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レノボが外部モニターとしても使えるAndroidタブレット「Lenovo Yoga Tab 13」と「Lenobo Yoga Tab 11」を発表!壁掛けも可能

レノボ・ジャパンは28日、Androidタブレットの新製品2機種を発表した。「Lenovo Yoga Tab 13」と「Lenovo Yoga Tab 11」で、いずれも8月6日発売予定。想定実売価格はLenovo Yoga Tab 13が87,780円で、Lenovo Yoga Tab 11はメモリ/ストレージ構成によって異なり、メモリ4GB/ストレージ128GBモデルが42,900円、8GB/256GBモデルが49,500円となっている。

<▲図:「Lenovo Yoga Tab 13」>

Lenovo Yoga Tab 13はメモリ/ストレージ構成の違いによる複数モデル展開はなく、8GB、128GBモデルのみ。機種名の末尾の数字はちょうどディスプレイサイズを表していて、Lenovo Yoga Tab 13には13インチで解像度が2,160 x 1,350ドットのディスプレイを、Lenovo Yoga Tab 11には11インチで2,000 x 1,200ドットのディスプレイを搭載する。

<▲図:「Lenovo Yoga Tab 11」の前面と背面>

画面サイズ、スペックにそれぞれ異なる点はありつつも、最大の違いは映像入力機能の有無だろう。これによって用途範囲が大きく異なる。

<▲図:「Lenovo Yoga Tab 13」の側面>

Lenovo Yoga Tab 13にはmicro HDMI入力端子が搭載されていて、外部モニターとしての使用も可能となっている。デスクトップPCやノートPCのサブディスプレイとして使ってもいいし、「Nintendo Switch」のようなゲーム機のディスプレイとして使ってもいいかもしれない。いずれにしても、映像入力が可能なことで、用途範囲は非常に大きく広がる。

<▲図:「Lenovo Yoga Tab 13」を横向きに置いて使っているイメージ>

また、自立できる折り畳みスタンドが搭載されているのも本シリーズの特徴だが、同社のスマートディスプレイのように壁掛け使用を想定した設計になっている。「コ」の字のシンプルなスタンドなので、壁のフックに引っかけて吊り下げることができるので、設置場所の自由度も高い。

<▲図:「Lenovo Yoga Tab 13」をフックに掛けたイメージ。「Lenovo Yoga Tab 11」でも同じことはできる>

キッチンで料理を作る際にレシピを表示させたり、普段は棚の横板に取り付けたフックにかけてスマートスピーカー/スマートディスプレイ代わりに使ったり、車の後部座席で子どもに動画を見せるために使うこともしやすいだろう。前席のヘッドレスト支柱に何らかのフック的なアイテムを取り付けるだけで可能になる。

<▲図:「Lenovo Yoga Tab 13」のスタンドの角度など>

いずれにしても非常に使いやすいスタンドだといえる。

それでは、それぞれの概要を紹介したい。

Lenovo Yoga Tab 13

Lenovo Yoga Tab 13は先ほど述べたように、13インチのIPS液晶を搭載するAndroidタブレット兼外部モニター端末。解像度は2,160 x 1,350ドットで、輝度は400nit、カラーもsRGB 100%、ドルビービジョン対応と、高品質な液晶ディスプレイを採用しているようだ。

サウンド面でもドルビーアトモス対応の4つ構成のJBLスピーカーを搭載し、動画視聴端末としても満足できる質を提供してくれそうだ。

CPUはQualcomm Snapdragon 870で、メモリは8GB、ストレージは128GB。CPUがSnapdragon 870ということで、基本パフォーマンスの高さも安心だろう。

外部入出力端子はUSB 3.1 Type-C(DisplayPort対応)とmicro HDMI(入力)端子で、USB 3.1 Type-C端子は映像出力にも対応している。すなわち、Lenovo Yoga Tab 13の画面を、より大きなモニター、テレビなどに出力して楽しむこともできる。

OSはAndroid 11で、Wi-FiはWi-Fi6までサポートする。対応規格としてはIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)準拠、Bluetoothは5.2対応、本体サイズは約293.4 x 204.0 x 6.2-24.9mm、重さは約830g。

【Lenovo Yoga Tab 13:基本スペック】
  • OS:Android 11
  • プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 870
  • メモリ:8GB
  • ストレージ:128GB
  • ディスプレイ:13.0型 2K液晶(2160×1350ドット)、マルチタッチ対応(10点)
  • インターフェース:USB 3.1 Type-C(DisplayPort対応)、micro HDMI
  • カメラ:フロント 800万画素
  • 通信機能:Wi-Fi 6(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 、5GHz/2.4GHz)、Bluetooth 5.2
  • バッテリー駆動時間:最大約12時間 ※1
  • 本体寸法:約293.4×204.0×6.2-24.9mm
  • 本体質量:約830g
  • 発売日:8月6日
  • 販売想定参考価格※2:87,780円前後(税込)



Lenovo Yoga Tab 11

Lenovo Yoga Tab 11は、11.0インチで解像度が2,000 x 1,200ドットのIPS液晶ディスプレイを搭載するタブレットで、残念ながらこちらはmicro HDMI入力端子は備えていない。また、USB端子も映像出力には非対応なので、基本的に単体で使うAndroidタブレットということになる。とはいえ、映像出力に関してはAndroidタブレットなので、Google HomeアプリからのChromecastへのミラーリングや動画配信サービスからのキャストなどはできるので特に問題はないだろう。ただし、他の機器からの入力はできないので、外部モニター活用もしたいのであればLenovo Yoga Tab 13を選ぶしかない。

<▲図:「Lenovo Yoga Tab 11」の背面上部はファブリック素材。最近レノボの製品ではこの手の背面素材を採用する製品がいくつかある>

サウンド面ではLenovo Yoga Tab 13と同様、ドルビーアトモス対応、4つのJBLスピーカー搭載で、十分な音質と迫力で楽しめそうだ。また、これはLenovo Yoga Tab 13も同じだが、別売りのタッチペン「Lenovoプレシジョンペン2」に対応している。Lenovoプレシジョンペン2は4,096段階の筆圧に対応している。

<▲図:「Lenovo Yoga Tab 11」で「Lenovoプレシジョンペン2」を使用しているイメージ>


また、Lenovo Yoga Tab 13との価格差からも予想できると思うが、CPUがSnapdragon 870ではなくMediaTek Helio G90Tになっているなど、基本パフォーマンス面でも多少妥協せざるを得ない構成だ。Wi-FiもWi-Fi6には対応していない。とはいえ、普通に使う分には大抵の用途で困ることはないだろう。

【Lenovo Yoga Tab 11:主な仕様】
  • OS:Android 11
  • プロセッサー:MediaTek Helio G90T オクタコア
  • メモリ:8GB/4GB
  • ストレージ:256GB/128GB
  • ディスプレイ:11.0型 2K液晶(2000×1200ドット)、マルチタッチ対応(10点)
  • インターフェース:USB 2.0 Type-C、microSDメディアカードリーダー
  • カメラ:フロント 800万画素、リア 800万画素
  • 通信機能:Wi-Fi 5(IEEE802.11a/b/g/n/ac 、5GHz/2.4GHz)、Bluetooth 5.0
  • バッテリー駆動時間:最大約15時間 ※1
  • 本体寸法:約256.8×169.0×7.9-23.0mm
  • 本体質量:約650g
  • 販売想定参考価格※2:4GBメモリ+128GBフラッシュメモリモデル:42,900円前後(税込)、8GBメモリ+256GBフラッシュメモリモデル:49,500円前後(税込)
  • 発売日:8月6日

※1 バッテリー駆動時間は、使用状況によって異なる。
※2 価格は予告なく変更になります。実際の価格は販売店によって異なる。

情報元、参考リンク
レノボ/Lenovo Yoga Tab 13製品ページ
レノボ/Lenovo Yoga Tab 11製品ページ
レノボ公式サイト
レノボ/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. <編集後記>
    個人的にAndroidタブレットの生き残る道、というか、新たな用途開拓として外部モニターとして使える、というのはとても魅力的な機能だと思いますが、Lenovo Yoga Tab 13の売れ行き次第で今後の流れが決まりそうな気もします。専用の外部モニター端末の方が安いですが、せっかくなのでAndroidタブレットとしても使えた方が一台二役で便利ですからね!

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