若干複雑な運営形態に見えるが、原則として月あたり平日の連続した2日間、各キャリアが単独で臨時ショップを開設する。すなわち、毎月連続する平日2日間のみドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップがそれぞれ開設される、という形なので、営業日が少ないといえば少ない。
例えば8月の場合では、ドコモの臨時ショップが開設される日は8月23日と24日の2日間のみ。auは19日と20日、ソフトバンクは17日と18日だ。すなわち、各キャリアのユーザーが臨時ショップで何らかの相談等を行いたい場合、開設日を狙って来店する必要がある。とはいえ、今回のえびの市の発表によれば、そもそも同市では少子高齢化及び過疎化に伴う人口減少もあり、携帯電話サービスの窓口となる販売代理店等のショップが存在しないのだという。
そのため同市の住民は近隣の市町、具体的には小林市や人吉市などのショップに足を運ぶ必要がある。ところが、クルマで往復1時間以上の距離とのことで、携帯電話端末の機種変更、契約内容変更、新規契約、乗り換えなどのほか、スマートフォンなどの操作相談など、様々なサービスを受けることが困難な状況にある。
今回の取り組みは、えびの市と通信3キャリアが連携し、官民一体で「SDGs」の「誰一人取り残さない」の基本理念に基づいて展開する事業となり、同様の課題をもつ全国の過疎地域におけるモデルケースとなることを目指しているという。
なお、臨時ショップの営業時間は原則10時から16時だが、通信キャリアの方針によって異なる場合もあるようだ。
提供サービスは携帯電話端末の機種・契約変更や新規契約、乗り換え、操作に伴う相談などとされている。基本的な内容は揃っていそうだ。
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<編集後記>
返信削除私自身は千葉県在住なので、近所にキャリアショップも家電量販店もあるという環境なので実感として理解することはできませんが、住んでいる場所にキャリアショップがないというのは確かに不便だということは容易に想像できますし、特に高齢者の方が多いとなると尚更不便だろうと思います。それだけに今回の取り組みはとても良いものに見えます。もちろんキャリア側とすれば臨時ショップ単体で利益を出せるものではないかもしれませんが。