<▲図:「Mi 11 Lite 5G」。左からトリュフブラック、シトラスイエロー、ミントグリーン> |
連日各所で売り切れが生じているだけに、再販があるにしても希望するカラーのモデルを入手できていない方もいると思う。それだけに約2週間遅れての発売ながら、BIGLOBEモバイルからのXiaomi Mi 11 Lite 5Gの登場にも注目だろう。
Mi 11 Lite 5Gは3色のカラーバリエーションのうち、トリュフブラックとミントグリーンのみ2日に発売され、シトラスイエローは9日に発売となっていた。今回のBIGLOBEモバイルでは3色が一斉に登場する。
<▲図:最近は大型で重い機種が多い中、「Mi 11 Lite 5G」は軽くて薄いことも魅力> |
端末価格は38,544円(税込、以下同)、24回分割払いにおける各月の支払い額は1,606円ながら、「Gポイント」での20,000ポイント還元対象だ。
すでにBIGLOBEモバイルの公式サイトではMi 11 Lite 5Gの製品ページ等が用意されていて、価格等の表記もあり、実質的には16,544円の負担とされている。
→BIGLOBEモバイル公式サイト
しかし、実質負担額は若干複雑なので説明しておきたい。単純に38,544円から20,000ポイントを引くと18,554円になるので、計算が合わないと思われるかもしれないが、ここでの「実質負担額」では、端末の税抜き価格に対してポイントを引いている。すなわち、35,040円から20,000ポイントを引いて15,040円、そこに消費税を加えて16,544円という表示になっている。
実際にはGポイントは端末支払いには充当できないが、BIGLOBEモバイルの通信費への充当はできる。また、他社のポイントや「Amazonギフト券」などへの交換もできるので、ポイントの使い道に困ることはないと思う。筆者も3月下旬にBIGLOBEモバイルに加入し、ポイント還元を受けたが、結局Amazonギフト券のコードに変えてAmazonで使った。
Mi 11 Lite 5Gは、格安SIMでは下記の4サービスで販売されていて、「OCN モバイル ONE」では発売記念セールにて割引価格の20,000円、「IIJmio」では同じく割引価格で19,980円なので、ポイント還元による実質負担額ながらBIGLOBEモバイルは最安だ。
トータルのコストでは通信費も考慮すべきで、通信プランの通常料金なら「OCN モバイル ONE」と「IIJmio」の方が安価ながら、BIGLOBEモバイルはキャンペーンで対抗している。具体的には、音声通話SIMの3ギガプランを12ヶ月間に渡って月額770円にして、「エンタメフリー・オプション」を初回加入者は最大6ヶ月間無料に、また、セキュリティセット・プレミアムも初回加入最大6ヶ月間無料といったもの。
下に掲載したのは多くのユーザーが加入しているとされる月間6GB以下の人気プランにおける割引特典適用のイメージ。
<▲図:「BIGLOBEモバイル」の人気プランにおける割引特典適用のイメージ> |
セキュリティセット・プレミアムに関しては不要な方は不要だと思うが、エンタメフリー・オプションは対象の動画配信サービスなどの通信量をカウントしないでくれるので便利だ。
ただし、エンタメフリー・オプションは、例えばYouTubeの場合には360p以下の画質での視聴のみがカウントフリー対象など、各動画配信サービスや音楽配信サービスなどで画質/音質の設定の条件があるなど、何もかもが対象というわけではないので注意して欲しい。
とはいえ、外出中にとりあえず気楽に視聴できるというのは便利だし、意外と360pでも構わないという動画も多い。
話をMi 11 Lite 5Gに戻したい。
Mi 11 Lite 5Gは、名前通り5Gに対応したスマートフォンで、OSはAndroid 11ベースの「MIUI 12」。もちろんGoogle Playを使えるので、普通のAndroidスマートフォンと捉えて問題ない。
ディスプレイは約6.55インチの有機ELで、解像度は2,400 x 1,080ドット。メモリは6GB、ストレージは128GB、そしてCPUはQualcomm Snapdragon 780Gと、基本スペックは申し分ない。同社の「Redmi Note 10 Pro」もそうだが、とにかくコストパフォーマンスに優れる上、実用十分なパフォーマンスを発揮できる基本スペックだという点が良い。いくら安価だろうと、スペックが低いと実用上ストレスを感じるシーンも出てくるが、Redmi Note 10 ProやMi 11 Lite 5Gは妥協しなくて済む点が魅力だ。
<▲図:「Mi 11 Lite 5G」の基本スペック表> |
対応するモバイル通信の周波数、バンドは下記の通り。
- 3G : B1/2/4/5/6/8/19
- FDD-LTE :B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66
- TDD-LTE : B38/40/41(2,545-2,650MHz)
- GSM : 1.9GHz/1.8GHz/900MHz/850MHz
- 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41(2,545-2,650MHz)/77/78/66
なお、5Gに対応するMi 11 Lite 5Gだが、現時点ではBIGLOBEモバイルでは5G通信サービスが提供されていないので、実は発売時点では5Gは使えない。しかし、将来的に5G通信サービスが提供される際には対応できるということになる。
また、Mi 11 Lite 5Gは、BIGLOBEモバイルにおいてNTTドコモ回線の「タイプD」とau回線の「タイプA」のどちらにも対応する。
そしてMi 11 Lite 5Gのもう一つの魅力はWi-Fi6をサポートしている点だ。家にWi-Fi6対応ルーターを設置している方、今後購入予定の方は、Mi 11 Lite 5GであればWi-Fi6で通信できるので、高速でWi-Fiを利用可能だ。
生体認証は顔認証と指紋認証に両対応する。
カメラは背面側が約6,400万画素、約800万画素、約500万画素の3眼構成、前面側が約2,000万画素となっている。
<▲図:背面には3眼カメラを搭載する> |
そして本体サイズは約160.5 x 75.7 x 6.8mmで、重さは約159g。スリムで軽量のボディもMi 11 Lite 5Gの大きな魅力だ。
国内定番機能では「おサイフケータイ」にも対応している。
なお、前述したようにBIGLOBEモバイル公式サイトではすでにMi 11 Lite 5Gの製品詳細ページが用意されているので、購入を検討している方は事前にチェックしておくことを勧めたい。
※修正/2021年10月27日:Mi 11 Lite 5Gの価格を最新のものに修正。発売時は41,448円でしたが、38,544円に変更となっています。
情報元、参考リンク
<編集後記>
返信削除OCNモバイルONE、IIJmioなどからは遅れての登場ですが、あちこちで売り切れになっているMi 11 Lite 5Gだけに、逆に遅く発売する格安SIMサービスがある方が購入チャンスが改めて訪れるという点で良いかもしれませんね。