<▲図:「Zoom」アプリのイメージ(※最新バージョンのイメージではありません)> |
この機能はPC向けのクライアントアプリではすでに利用可能で、会議に参加している自分自身の顔の輪郭外の映像をぼかすことができるもの。輪郭外は何かの画像に差し替えることも可能だが、画像は使いたくないものの明確に背景を映すことは避けたい、という場合に重宝する機能だが、現行バージョンまでのモバイルアプリでは「ぼかし」機能は提供されていなかった。
しかし、24日にリリース予定の最新バージョンからは背景をぼかすことが可能だ。
詳しい使い方は現時点では分からないが、ミーティング画面内の「詳細」設定から「バーチャル背景」を選べば、新たな選択肢として「ぼかし」を選べるようになるのだろう。
また、今回の最新バージョンでは、他にも機能追加が行われる。例えば、組織アカウントにおける管理者側から、管理下の参加者に対してバーチャル背景の使用を要求したり、デフォルトの背景設定を行うことができるようになるという。管理者側からバーチャル背景を強制すれば、思わぬ形で参加者のプライバシーが漏洩するトラブル(参加者の自宅内や、映り込んで欲しくない何かが意図せず映ってしまうなど)を未然に防ぐことができる。ただし、参加者の使用端末のハードウェア仕様からバーチャル背景を利用できない場合もある。その場合にはバーチャル背景の適用を強制できないどころか、そもそもバーチャル背景を利用できないため、当該参加者のビデオはオフになる。
プライバシー関連では他にも幾つかの強化が行われる。
ミーティングにおいて保存される情報、共有される情報が参加者に通知されるようになる。誰がどのような情報を見たり、保存できるのか、といった点が、参加時に明示される訳だ。そして、この種のプライバシー強化はウェビナーにおいても行われるし、モバイルアプリ以外のプラットフォームのアプリにも展開される。
機能改善や追加以外では既知の不具合への対処も行われる。
なお、24日にリリースされる最新バージョンのアプリはAndroid、iOSだけでなくWindows、Mac、Linuxも含めてとなっている。
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<編集後記>
返信削除オンライン会議そのものに不慣れな頃、目新しい頃はPCでZoomを行う方が多かったと思いますが、今はタブレットやスマホで行う方も多いと思います。特にただ参加するだけとか、聞くことが中心のミーティングの場合は尚更ですよね。その場合はビデオをオフにしたままでいればいいだけですが、「ぼかし」がスマホでも使えるようになるのは便利ですね。