具体的にはカメラ、ワンセグ、おサイフケータイが非搭載となっている。特にカメラを備えていないので、写真/動画撮影禁止の工場を始めとする様々な現場、オフィスなどのビジネスシーンでも使える。
携帯電話端末としての基本機能を便利に使いやすくしている点も特徴だ。
まず、電話(音声着信)に気付きやすいように、はっきりとした振動の「でかバイブ」、そして不在着信に気付きやすい「ステップアップ着信」「不在着信スヌーズ」などの機能を搭載している。通話終了後に直前の通話内容を保存できる「通話後録音」機能も用意されている。この機能はそもそも事前に設定しておく必要があるが、後から聞きなおすことができるので便利だろう。通話開始から最大60分、50件まで録音できる。
防水・防塵、耐衝撃性能を誇るタフなボディも魅力だろう。タフさに関しては京セラ製品には共通した特徴だ。
しかもボディは塗装レスなので、長時間使用しても外観の塗装剥がれが生じるようなことがなく、傷も目立ちにくいという。新型コロナウイルスの脅威に晒されている現在の世の中では特に役立つ、耐薬品性を備えている点も魅力。アルコール除菌シートや泡ハンドソープなどをつけた柔らかい布での手入れが可能となっている。
<▲図:アルコール除菌シートなどでの手入れが可能。また、塗装レスボディのため塗装剥がれを心配する必要もない> |
バッテリーの容量は1,500mAhで、交換可能。予備のバッテリーを持っていれば交換することで超長時間の運用もできる。さらに、バッテリーの劣化を抑える「バッテリーケアモード」も搭載する。このモードはバッテリー充電の際、100%まで充電せずに85%までで止めるというもの。85%で止めてしまうので、当然連続駆動時間は減るので、使うか使わないかはそれぞれ。とはいえ、機能としては搭載されているので、劣化を少しでも抑えたい場合には役立つ。
ビジネス用途で便利な機能も色々と搭載されている。
例えば内線ソリューション「オフィスリンク」への対応がある。オフィスリンクは携帯電話を社内外でオフィスの内線端末としても使えるサービス。社内だけでなく外出先でも内線を使える。プレフィックスを自動付与する機能などもあるし、通話中に内線を転送できる機能もある。
また、電話帳登録外の連絡先との発着信やWi-Fi、モバイルデータなどの機能を制限したり、そもそも業務に不要な機能/アプリの起動を制限できる「Device Controlアプリ」を搭載している。
他には、テザリングにも対応しているし、充電端子はUSB-Cなのでスマートフォン用のUSBケーブルや充電器も流用できる。ストラップホールも搭載しているので、ストラップを直接装着することもできる。
ビジネス用途だけでなく、シンプルなケータイを求める個人用途にも応えられるだろう。
ハードウェアの基本スペックは下図の通り。
<▲図:KY-41Bの基本スペック表> |
なお、発売日は6月3日だが、5月31日より購入手続きの受付が始まる。ドコモオンラインショップでの価格は18,480円(税込)。
情報元、参考リンク
<編集後記>
返信削除ほぼビジネス用途の端末ですが、カメラ・ワンセグ・おサイフ不要で、シンプルなケータイ、それでいてテザリングは使いたいとか、この種のケータイを求める方は普通にいると思いますので、貴重な存在ですね!