<▲図:左が「ROG Phone 5 Ultimate」の背面、右が「ROG Phone 5」> |
ROG Phone 5の5月28日発売モデルはメモリが16GBの製品で、6月4日発売モデルは12GBの製品。ROG Phone 5はメモリ違い、カラー違いで4種類の型番に分かれるが、ROG Phone 5 Ultimateは1種類。なお、ROG Phone 5 Ultimateはメモリが18GB、ストレージが512GBと、ROG Phone 5よりもさらに増量されている上、超音波タッチセンサーの追加、サブディスプレイ搭載などが特徴的な違いとなっている。
また、いずれの機種もSIMフリーなので、対応する通信方式のサービスであればどの通信キャリア/格安SIMでも利用できる。
希望小売価格(税込、以下同)は下記の通り。販売チャネルについては記事の最後に掲載している。
- ROG Phone 5 Ultimate:149,800円
- ROG Phone 5(16GBモデル):114,800円
- ROG Phone 5(12GBモデル):99,800円
下に掲載した動画は、ROG Phone 5シリーズの発表会の模様だ。
ROG Phone 5シリーズの概要
ROG Phone 5とROG Phone 5 Ultimateの違いと基本スペック
ROG Phone 5シリーズの共通した特徴から紹介していきたい。まず、ROG Phone 5とROG Phone 5 Ultimateはメモリとストレージの構成が異なる。メモリはROG Phone 5 Ultimateが18GBなのに対して、ROG Phone 5は16GBもしくは12GBとなっている。ストレージはROG Phone 5 Ultimateが512GBで、ROG Phone 5は256GBだ。
<▲図:「ROG Phone 5」シリーズの基本スペックの違い> |
さらに、操作面ではROG Phone 5 Ultimateには背面下部に超音波タッチセンサーが追加で2つ搭載されている。この点も違いとなる。加えて、ROG Phone 5 Ultimateには背面にサブディスプレイ「ROG Vision」が搭載され、着信通知や充電中などのシステム通知をアニメーション表示できるので便利だろう。
<▲図:「ROG Phone 5 Ultimate」の背面> |
CPUはQualcomm Snapdragon 888 5Gで、OSはAndroid 11。モバイル通信では5Gに対応している。本体サイズは約173 x 77 x 9.9mmで、重さは約239gだ。
カラーバリエーションはROG Phone 5のみ2色展開で、ファントムブラックとストームホワイトを揃える。
<▲図:「ROG Phone 5」> |
ディスプレイと操作性
今回のROG Phone 5シリーズでは、144Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度を実現し、HDR10+対応の6.78インチの有機ELディスプレイを搭載している点が大きな魅力の一つとなっている。解像度は2,448 x 1,080ドットだ。<▲図:「ROG Phone 5」のディスプレイは6.78インチの有機EL> |
タッチ操作の検出レートも300Hzと高速で、タッチ操作に対する反応速度は24.3msとされている。ゲーマーの高速なタッチ入力を余さず捉え、遅延のない操作性を実現するという。
また、本体側面に「AirTrigger 5」を2つ搭載している。これは超音波タッチセンサーで、一般的なゲームパッド(コントローラー)におけるL/Rボタンの役目を果たす。
<▲図:手前側の側面の左右に超音波タッチセンサーを備える。センサーエリアにはマークがあるので分かると思う> |
さらに本体を傾けたり、振ったりする動きに対してゲーム内操作を割り当てることもできるので、自分に合わせて上手くカスタマイズできれば、相当操作性を上げることができそうだ。前述したように、ROG Phone 5 Ultimateには背面に追加で2つ超音波タッチセンサーが搭載されているので、計4つとなる。
外付け冷却ファンユニット「AeroActive Cooler 5」にも物理ボタンが2つ搭載されているので、AeroActive Cooler 5を装着した状態でのプレイなら、より快適だろう。
<▲図:「ROG Phone 5 Ultimate」と「AeroActive Cooler 5」の使用例。クーラー側に2つの物理ボタンがあること、スマホ背面側に2つの超音波タッチセンサーエリアがあることが分かると思う> |
サブディスプレイ
ROG Phone 5 Ultimateには本体背面に小型のディスプレイ「ROG Vision」が搭載されている。前述したように、様々な通知を表示できる他、入力したテキストを流すような使い方もできる。表示内容は自分でカスタマイズできる。<▲図:「ROG Vision」(この画像の中央部分)> |
指紋認証
ROG Phone 5シリーズの指紋認証は画面内センサータイプ。ディスプレイに指をあてることで指紋認証を行う。サウンド
まず、前面上部と下部の2カ所にスピーカーが搭載されている。このデュアルフロントスピーカー構成によって、左右の音をハッキリと聞き分けることのできる優れたステレオサウンドを実現。また、音響技術で有名な「Dirac」のサウンド技術を活かしたゲーム用サウンドモードも搭載されている。<▲図:この画像におけるディスプレイの左右の端にスリットがあり、その下にスピーカーを搭載している> |
さらにヘッドホン出力用に、ESSのハイエンドDACである「ES9280AC PRO」を搭載する。これによってオーディオプレイヤー並みに高品質なサウンド出力が可能になったという。QualcommのaptX Adaptive技術にも対応することで、Bluetooth接続でも安定したサウンド出力を楽しめるという。
熱対策
AeroActive Cooler 5があれば冷却に関する問題は気にする必要がなさそうだが、ROG Phone 5本体自体にも熱対策が盛り込まれている。CPUを本体中央に配置するセンターチップレイアウトを採用することで、放熱効率を向上させた設計になっているという。しかも、AeroActive Cooler 5を装着すれば、CPU温度を最大10度、本体の表面温度を最大15度下げられるという。また、AeroActive Cooler 5は本体から電源をとって動作させられるようになっている。
バッテリーと急速充電
6,000mAhと、もはやタブレットクラスの大容量バッテリーを搭載する。しかも、最大65Wでの急速充電に対応しているので、最短で僅か52分程度でフル充電できてしまうという。<▲図:「ROG 65W Adapter」> |
ゲーム専用動作モード「Xモード」
ゲーム専用の動作モード「Xモード」を搭載する。Xモードをオンにすると、バックグラウンドメモリの解放やゲーム以外のアプリの動作を抑制し、スマートフォンのパフォーマンスをゲームに集中させることができる。しかも、AeroActive Cooler 5の使用時にはXモードを更にパワーアップさせた「Xモード+」が有効になり、よりパフォーマンスを向上できるという。周辺機器
急速充電器、ゲームパッド、ケース、冷却ファンケースなどが周辺機器として用意され、「ROG Phone 5 Lighting Armor Case」以外は5月28日に発売となる。「ROG Phone 5 Lighting Armor Case」の発売時期は夏の予定。周辺機器のリストは下記の通り(希望小売価格も記載)。- ROG 65W Adapter:3,980円
- Kunai 3 Gamepad for ROG5:12,080円
- Aero Active Cooler 5:5,980円
- ROG 1.8M USB-C TO C CABLE:1,780円
- ROG Phone 5 Kunai 3 Bumper:2,480円
- ROG Phone 5 Lighting Armor Case:4,980円
<▲図:「ROG Phone 5」シリーズ用の純正周辺機器> |
なお、販売チャネルは下記の通りだ。
ROG Phone 5シリーズの販売チャネル
通信キャリアにauと記載しているが、注意点がある。auではROG Phone 5の16GBモデルのみ取り扱うが、アクセサリー扱いとしてSIMロック無し(SIMフリー)で販売される。要するにau公式アクセサリー「au +1 collection」の商品としての販売だ。そのため、auの端末購入に関する様々な施策は適用できないので注意して欲しい。
少しでも出費を抑えて購入したい場合には、やはりOCN モバイル ONE、IIJmioなどにおけるセール・キャンペーンが狙い目だ。
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通信キャリア
格安SIM/スマホ
- IIJmio
- OCN モバイル ONE(goo Simseller)
- LinksMate
- NifMo
ROG Phoneシリーズは毎年新モデルが登場することで、ゲーミングスマートフォンとしての認知も高まってきた印象だ。それに加えて、徐々にeSportsやゲーム実況動画の視聴者も増えているだけに、ROG Phone 5シリーズの売れ行きや評価にも注目だろう。
情報元、参考リンク
<編集後記>
返信削除ROG Phone 5シリーズが登場ですね!さすがに高いですから手を出しにくいものの、ROG Phone待ちの方も多いと思いますし、今後各社での取扱い開始と価格・セールキャンペーンにも注目ですね。