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「WM(わたしムーヴ)」終了に伴いオムロン体組成計や歩数計などの代替機種を特別割引で販売

NTTドコモ(以下、ドコモ)が提供中の健康管理アプリ「WM(わたしムーヴ)」のサービスが2022年に終了する。この件は3月9日に発表済みだが、気付いていないユーザーも多いと思う。特に注意したいのは、各種連携機器の中には完全に使用不能となる製品があることだ。

「WM(わたしムーヴ)」アプリの画面例
<▲図:「WM(わたしムーヴ)」アプリの画面例>

「WM(わたしムーブ)」はドコモとオムロンヘススケアによる共同出資会社であるドコモヘルスケアのサービスということもあり、オムロンの体組成計や血圧計、活動量計、歩数計なども連携対応するなど、実はかなり多くの機器が連携するサービスとなっている。

データを記録・管理するアプリそのものがサービス提供終了というのは大きなインパクトを与えるニュースであり、連携機器のユーザーにとっては厄介だ。実際、筆者もオムロンの体組成計を長く使っていて、「WM(わたしムーブ)」アプリ自体も利用しているので、代替手段をどうしようか検討している。

さて、そのオムロンだが、先日「WM(わたしムーブ)」のユーザーに対して、代替機器を特別割引で販売するという案内をリリースした。代替機種はオムロン公式オンラインストアの専用販売ページにおいて5月中旬を目途に販売開始となる予定。

代替機種のリストと販売価格はすでに公開されているので、「WM(わたしムーブ)」及びオムロンの連携機器のユーザーは公式リリースページにて確認しておこう。本記事にもスクリーンショット画像を掲載しておくが、基本的には一般購入するよりも安い価格設定となっている。しかも送料込なので、悪い設定ではないことは明らかだ。とはいえ、当然代替品の余計な出費は痛い。

特別割引での代替機種一覧表
<▲図:特別割引での代替機種一覧表>

「WM(わたしムーブ)」アプリへのデータ転送を行わずに単体で使える機器に関しては、連携機能は使えなくなるものの、その点を我慢すれば継続使用はできるだろう。

しかし、「Wi-Fi体重体組成計HBF-253W」のように体組成計単体でも使えなくなってしまう機器の場合は厄介だ。完全に使えなくなるので、何らかの代替機種を購入するか、諦めるほかない。とはいえ、この機種に関しては代替機種の「HBF-255T」が3,300円(税込、以下同)と、送料込みでかなり安い特別価格になっているので、悪くはないかもしれない。

「HBF-253W」の代替機種について
<▲図:「HBF-253W」は単体使用もできなくなるので注意が必要>

一方で、睡眠計「HSL-101」、ねむり時間計「HSL-001」「HSL-002C」については代替機種が存在しない。

では、オムロン以外の「WM(わたしムーヴ)」連携機器はどうなのか?

残念ながらウェアラブル端末「ムーブバンド2」と「ムーヴバンド3」は使えなくなる。Google傘下のFitbitの製品に関しては、Fitbitのアプリを使うことで機器自体は継続使用できる。

また、「WM(わたしムーヴ)」のデータは一部については「dヘルスケア」アプリへの移行が可能となるよう準備が行われているようだが、移行できないデータもあるようなので注意が必要だし、残しておきたいデータがあれば2022年3月31日までに何らかの手段でバックアップしておく方がいいだろう。それこそ必要な部分のみスクリーンショットで画像として残しておくだけでもとりあえずは良いかもしれないし、いっそ削除しても構わないというのであれば、それでもいいかもしれない。

いずれにしても「WM(わたしムーヴ)」のユーザーはサービス終了までの間に代替手段の検討などが必要となってくるので注意して欲しい。

情報元、参考リンク
わたしムーヴ/【重要なお知らせ】「WM(わたしムーヴ)」アプリのサービス終了について
オムロン/オムロンの通信機能付き機器をお使いのみなさまに機器割引販売のご案内

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. <編集後記>
    私の場合はたまにしか体重を測りませんし、本格的なダイエットもなかなかできずに三日坊主というか一日坊主を性懲りもなく繰り返している感じなので、過去のデータは不要ですが、ちゃんと記録・管理されている方にとっては本当に厄介だと思います。まだサービス終了まで1年近くありますが、何らかの代替手段を考える必要があると思いますので注意してください。

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