<▲図:「Amazon Echo Show」(Echo Show 10 第2世代)> |
新型Echo Show 10は様々な面で第2世代との違いを持つが、価格は29,980円と旧モデルの定価よりも2,000円高い設定だ。
スマートディスプレイは、要するにディスプレイ(スクリーン)付きのスマートスピーカーであり、新旧どちらのEcho Showも基本的な用途は変わりなく、「Alexa(アレクサ)」に話しかけることでニュースや天気予報を聞いたり、動画や音楽を音声コントロールで再生/視聴できたり、ビデオ通話端末として活用したり、連携可能な家電を音声操作できたり、といった使い方が多くの方にとっての中心だと思う。
では新型の第3世代では何が変わったのか? というと、主に下記の点だ。
- 顔追尾機能、自動回転可能な回転式ディスプレイ搭載
- スピーカーが大型化し、ウーファーも内蔵
- カメラ性能向上
ベーススタンドを兼ねたスピーカーに回転可能なディスプレイが装着されるという大幅な設計変更が最大の違いだろう。
<▲図:「Amazon Echo Show 10」(第3世代)> |
ディスプレイは左右350度の回転に加え、上下の角度調整もできる。しかも、手動での回転等のみならず、ユーザーの顔を追尾しての自動回転機能を備えている点が非常に大きな特徴だ。これは見守り機能などにも非常に役立つだろう。また、スピーカーが第2世代の「2.0インチ ネオジム x 2 パッシブバスラジエーター付き」から「2.1チャンネルシステム: 1インチツイーター x 2 (ステレオ)、2.5インチウーファー」へと変わった。見た目でもハッキリと分かるが、ディスプレイ背面側のスタンド部にスピーカーシステムを収めていた第2世代と比べて、第3世代ではほぼ独立したユニットになっている。
<▲図:第3世代ではディスプレイを回転できるので見守り機能がとても向上している> |
一方で、回転式ディスプレイ、自動回転機能、大型スピーカーは不要だとか、カメラも5MPから13MPにセンサーの画素数が上がっても、そこまで求めていない、という方も大勢いると思うし、回転式ディスプレイ搭載によって新型は旧型の1,755gから2,560gと、805g重くなっているので、必ずしも新型が全ての面で旧型を上回るというわけではなく、どちらかというと新設計の完全な別モデルに近いため、第2世代のEcho Show 10を好む方も多いと思う。
ディスプレイのサイズと解像度は新旧同じで、10.1インチ、1,280 x 800ドット。
Wi-FiもWi-Fi6に対応するといった大きな進化があるわけではなく、やはり進化の中心はディスプレイとスピーカーにあるので、その点を重視しない場合には旧型は依然として魅力だ。
なお、ひかりTVショッピングでの購入については、「ひかりTV」の定額サービスに加入している必要などはなく、普通の通販サイトとして利用できる。一方で「ひかりTV」のユーザーの場合、Echo Show 10は「ひかりTV」の映像コンテンツにも対応しているので、より活用できるはずだ。
カラーバリエーションはチャコールとサンドストーンの2色がラインナップされている。
下に掲載したAmazonのリンクは左から順に第2世代、第3世代。Amazonでは第2世代は本記事執筆時点では購入できない状態となっている。
第2世代のひかりTVショッピングでの製品ページは下記リンク先からアクセスできる。
<編集後記>
返信削除第3世代の発売日が4月14日に迫っていますが、第2世代からの単純なスペックアップというよりは別設計のモデルに進化したような感じなので、第2世代は第2世代で10インチクラスのEcho Showを求めている場合には依然として良い選択肢だと思います。