5G対応のAndroidスマートフォンとしてはワイモバイルでは初の製品となる。発売後も最新のソフトウェアアップデートが5月上旬以降に提供される予定で、そのアップデートを適用することで最終的には700MHz帯、1.7GHz帯、3.4GHz帯での5G通信が可能となり、理論的な最大速度は下り(ダウンロード)側で1.8Gbps、上り(アップロード)側で110Mbpsになる。
4Gにも当然対応していて、4Gでの通信速度は下り最大416Mbps、上り最大46Mbpsだ。
さて、そのLibero 5Gの基本的な特徴を見ていきたい。
Liberoシリーズはそもそもシンプル、オーソドックスなスマートフォンであり、ある意味それが特徴で、それはLibero 5Gでも同様のようだ。デザインもそつなくまとまった印象で、カラーバリエーションもブルー、レッド、ホワイトと、ベーシックかつ綺麗な色合いに仕上がった3種類が用意されている。角が丸みを帯びた形状は手に持った時にも、優しく、しっくりときそうだ。
ディスプレイは約6.5インチ、解像度フルHD+(2,340 x 1,080ドット)のTFT液晶で、やや大型。それに伴いボディ全体も約166 x 77 x 9.2mmと大きく、約201.7gだ。最近は6インチ中盤のディスプレイを搭載する機種が増えているが、5G通信は電力消費が大きく、その分、大容量バッテリーを積まなければならないという点も影響しているのかもしれない。いずれにしても、Libero 5Gも3,900mAhと、まずまずの容量のバッテリーを積む。
また、ボディはIPX7/IP5X相当の防水・防塵仕様となっていて、指紋認証も搭載し、「おサイフケータイ」にも対応する。
新型コロナウイルスの脅威にさらされている昨今の環境下では、防水対応、指紋認証、おサイフケータイ対応というのは必須仕様になりつつあると思うので、その点でも嬉しい。
<▲図:背面カメラは3眼構成。指紋認証は背面に独立したセンサーが用意されている> |
OSはAndroid 11で、CPUはQualcomm Snapdragon 690 5G、メモリは4GB、ストレージは64GBだ。5Gのエントリーモデル向けの基本構成といった感じなので、価格設定も手頃な範囲に収まることが予想される。
カメラは背面側が3眼構成、前面側が1眼で、背面カメラは約1,600万画素のメインカメラ、118度の広角撮影が可能なレンズと約800万画素のセンサーからなる広角カメラ、約200万画素の深度カメラで構成されている。前面カメラは約800万画素だ。
<▲図:スペック表> |
なお、Libero 5Gの発売時期は4月上旬以降と、そう遠くないが、5月31日までに購入し、6月7日までに専用ページから応募した方全員に3,000円相当の「PayPayボーナス」がプレゼントされるキャンペーンが実施されるので、若干お得だ。購入の際には忘れずに応募したい。
<編集後記>
返信削除一瞬、あれ、ワイモバの5G対応Androidスマホってなかったっけ? と思いましたが、確かにありませんでした。Libero 5Gが初の5G-Androidスマホになりますね。価格設定が気になるところですが、現在のワイモバのAndroidスマホのラインナップの中では5G対応というだけでも特徴になるので、結構注目ですね。