まず、飯島氏の作品をご存知ない方には、同氏がいかに注目を集めた作品を手掛けているのか、ということが同氏の作品「ザ・ファイナルタクシー」が昨年の「Google Play Indie Games Festival 2020」においてトップ20に選出されたり(こちらのページ参照)、AppleのApp Storeで開発者インタビューが掲載されている(こちらのページ)ことから容易に伝わると思う。当然、同氏の作品をプレイしたユーザーからも新作への注目は高いはず。新進気鋭の鬼才デベロッパーだ。
鬼才というのは誉め言葉で書いたものだが、同氏の作品を未プレイの方がゲームの画像をご覧になれば、ちょっと変わった雰囲気だろうな、という点は一目で感じると思う。決して綺麗なグラフィックではないし、整ったキャラクターデザインでもないし、万人受けしそうもないのに、プレイし始めると、このデザインの良さに気付き、「あ、逆にこのデザインで合ってるのかも」という気になり、ゲーム自体の中毒性にもハマるという、総合的に非常に優れた作品を手掛けている。
未プレイの方は「ザ・ファイナルタクシー」からのプレイをお勧めしたいが、他にも複数のタイトルが公開されているので、チェックしてみて欲しい。
さて、その飯島氏の新作「スクラップフレンズ」も同氏のテーマである「やさしい終末世界」の下に開発された作品になるようだ。プロモーション動画を見ただけでもセンスの良さが感じられ、とても楽しみな気持ちにさせてくれる。
とはいえ、現時点では実際にゲームをプレイしたわけではないため、その感触は分からないが、公式発表されているゲーム概要や特徴は下記の通りだ(公式文からの転載)。
ゲーム概要
本作は2体のロボットが手をつないで、どこまでも荒野を歩いて行く旅路を体験できるタップゲームです。 このゲームは「やさしい手触り」を目標に開発されました。相方の心がくじけたら「手をつなぐ」「頭をなでる」ことで復帰する独自のシステムにより、スクラップフレンズでしか味わえない体験を演出します。また弊社初の試みとして、キャラクターによるセリフを一切廃止しました。豊富なアニメーションでストーリーを表現し、頭を使わずプレイできる癒やし体験を追求しています。特徴1:「ゴミ拾いシステム」による中毒性あるプレイ
本作では、道中のゴミを拾ってエネルギーや経験値を獲得して旅を続けるシステムを採用しています。シンプルで単調になりがちなタップゲームですが、ボーナスが獲得できるコンボシステム、放っておくと逃げてしまう「野生の電子レンジ」などのボーナスキャラクター、後述のやさしい復帰システムによって飽きの来ない仕上がりに。特徴2:やさしい復帰システム
エネルギーが切れてしまうと2体のロボットは足を止めてしまいます。頭をなでたり、手をつなぎ直して旅に復帰する独自のシステムでやさしい手触りを感じられます。特徴3:セリフなし、徐々に明かされていくストーリー
本作ではセリフによる説明は一切ありません。キャラクターのアニメーション、条件を満たすことで解放される「オモイデ(収集要素)」を集めることでストーリーが徐々に明らかになっていきます。リリースは1カ月後だが、楽しみに待ちたい。なお、事前登録は下記リンク先のGoogle Play、App Store内のページから行うことができる。
情報元、参考リンク
<編集後記>
返信削除「終末おさんぽアドベンチャー」というジャンル表記にすらセンスを感じますよね。とても楽しみなアプリの登場が楽しみです!デザインも過去作と比べると良い意味で尖りきってないというか、良い感じですし、システムも中毒性がありそうなので、より多くの人がプレイするかもしれませんね!ともかく注目です!