また、razr 5Gを6月30日までに購入し、キャンペーンサイトからキャンペーンに応募した先着1,000名には「BEAMS」がデザインした限定TシャツがプレゼントされるキャンペーンがMotorolaから実施されることも明らかになっている。
さらにMotorolaはSIMフリーモデルも用意する。SIMフリーモデルはIIJmio、QTmobileの他、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの量販店、直販サイトなどで取り扱われる。
razr 5Gにはメインとサブ、2つのディスプレイが搭載され、メイン側はフォルダブル、すなわち折り曲げられるディスプレイとなっており、それを活かして本体そのものも二つ折りできるようになっている。昔ながらのガラケーの一般的スタイルだった折り畳み型ケータイと同じイメージだ。しかし、ガラケーの場合は上側にディスプレイ、下側にテンキーと分かれていたが、razr 5Gの場合には、上下の区分はなく、1枚の折り曲げ可能なディスプレイとなっている。
さらに、折り畳んだ状態でもある程度の情報確認や操作ができるように約2.7インチの「クイックビューディスプレイ」がサブ画面として用意されている。サブディスプレイながらアプリを起動できるので、多少の用途はこの画面だけも完結できる。
メインディスプレイは約6.2インチで、解像度は2,142 x 876ドットの有機EL。サブディスプレイの解像度は800 x 600ドットで、こちらも有機ELだ。
本体のサイズは開いた状態で約72.6 x 169.2 x 7.9mm、折り畳んだ状態で約72.6 x 91.7 x 16mm、重さは約192gだ。
OSはAndroid 11、CPUはQualcomm Snapdragon 765G、メモリは8GB、ストレージは256GB、バッテリー容量は2,800mAhといった基本スペックとなっている。カメラは約4,800万画素のメインカメラと約2,000万画素のサブカメラを搭載する。
注意したいのは非対応機能で、防水・防塵、おサイフケータイ、microSDカードには対応していない。microSDカードを使えないとはいえ、内部ストレージが256GBあるので、基本的に容量については問題ないだろう。また、SIMカードに関しては物理SIMカードとeSIMに両対応している。物理SIMカードはnanoSIMサイズだ。
カラーバリエーションはポリッシュグラファイト1色の展開となる。
Motorolaは現在、主にSIMフリーの低価格、中価格帯のスマートフォンを日本市場で展開しているが、いずれの製品もピュアなAndroidスマートフォンに近く、非常にオーソドックスで使いやすい。razr 5Gもフォルダブルディスプレイやサブディスプレイ搭載という物理的な設計には特色があるものの、ソフトウェア面は基本に忠実で使いやすそうだ。その一方で、特徴を活かした機能も導入されている。
とても独自性の高い、注目を集めそうな製品だが、気になるのは価格だ。SIMフリーモデルの価格はMotorolaの直販サイトで179,801円(税込)だ。簡単に手を出せるレベルにはないのが残念なところ。ソフトバンクに関しては、価格自体は198,000円ながら「トクするサポート+」を適用して2年間使って返却するのであれば、実質負担額は半額になるので、まだ手を出しやすいかもしれない。
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