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Disney+のサービスが始まったのは2019年11月で、当初は米国を皮切りに一部の国と地域でしか利用できなかったが、現在では59カ国で提供中。日本でのサービスインは2020年6月だ。
今回ディズニーが発表した数字は驚異的なもので、僅か1年4カ月程度で有料会員数が1億人に達したことになる。
現在、動画配信サービス市場で圧倒的な有料会員数を誇る米Netflixは2億人を超えているものの、それまでに約10年の歳月を掛けている。もちろんDisney+が勢いそのままで2億人まで到達できるかどうかは分からないものの、多少ペースが鈍化したとしても3年前後で2億人を突破することも予想される。
ディズニーは同じく動画配信サービスの「Hulu」、スポーツ専門の「ESPN」も傘下に収めており、米国ではそれらのサービスとのセット割引なども提供中だ。
そして当然、Disney+自体でも「Disney」「Marvel」「Pixer」「Star Wars」「National Geographic」といった有力ブランドを取り揃えている。しかも、早々にオリジナルのヒット作も登場している。
「Star Wars」の「エピソード6/ジェダイの帰還」の後を描くオリジナルドラマシリーズ「マンダロリアン」が人気を集めたことに続き、最近ではMarvelのオリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」が世界中のマーベルファンを虜にしている。
特に昨年からの新型コロナウイルスの影響を受けて、通常であれば年に3、4本のペースでの公開ペースだった「マーベル・シネマティック・ユニバース」上で展開されている実写映画シリーズも2019年公開の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を最後に一時的にストップした状況にある。本来であれば昨年公開予定だった「ブラック・ウィドウ」はようやく4月29日公開だが、マーベルファンは本当に長い間、続きを待っていた。そんなファンを熱狂の渦に巻き込んだのがDisney+での独占配信となったワンダヴィジョンで、筆者も当初は比較的地味なワンダとヴィジョンのドラマに大した期待をしていなかった。これは筆者の個人的意見に過ぎないものの、マーベルは実写映画こそハイクオリティだが、実写ドラマシリーズは「マーベル エージェント・オブ・シールド」が佳作といったレベルで、Netflixで展開された「ディフェンダーズ」シリーズ作品も準佳作程度に留まっていたからだ。ところが、ワンダビジョンは明らかに実写映画レベルのクオリティに仕上がっているし、ストーリー自体が映画シリーズのスピンオフの範疇を超えている。マーベルファンはワンダビジョンのためだけにDisney+に加入しても後悔しないレベルだ。
Netflixもそうだが、動画配信サービスはいずれもオリジナルのヒット作を生み出すことに苦労している。しかし、Disney+は着実にクオリティの高い話題作を送り出しており、作品ラインナップの面でも充実し始めている。しかも、ディズニーには各ブランドで非常に多くの有力な過去作があり、それだけでも長時間楽しめる。
日本での会員数は不明だが、グローバルで勢いを増し、配信作品のラインナップが強化され始めている今、徐々に日本でもDisney+作品がSNS等で話題に上る機会が増えており、今後大きく伸びる可能性がありそうだ。
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<編集後記>
返信削除記事内でも軽く触れましたが「ワンダヴィジョン」はお勧めです! MCUベースの実写映画はコロナの影響で遅れていますから、ファンは新作に飢えていると思います。その飢えを「ワンダヴィジョン」はしっかりと埋めてくれますし、新しい興奮をもたらしてくれる何かが含まれています!また、私自身はまだ視聴していませんが「マンダロリアン」も人気みたいですよね!