NTTドコモ(以下、ドコモ)が26日より提供開始予定の新機軸の料金プラン「ahamo」(読み:アハモ)。申込みもサポートもオンライン専用の上、オプションサービスの一部が利用不可になるなど注意事項も多い(ahamo加入にあたっての注意事項はこちらのまとめ記事を参照)。そして、懸念事項の一つにスポーツ動画配信サービス「DAZN for docomo」の特別割引料金の継続有無がある。
<▲図:ahamoと同じく26日開幕のF1> |
DAZNの料金は月額プランだと一般に1,950円(以降、税込)。そしてドコモの「dアカウント」で利用できる「DAZN for docomo」でも現在新規加入した場合は同額だ。しかし、筆者もそうだが、2020年9月末までに「DAZN for docomo」に加入した場合には現在も特別料金の1,078円が適用され続けている。
半額に近く、この特別割引の恩恵は大きい。それこそ特別割引を理由にドコモから他社へ移行しない方も多いのではないかと思う。
それだけにahamoに切り替えても特別割引が継続されるのか、非常に気になるところだ。
ahamo、ドコモには継続的にこの件に関する質問が寄せられていると思うが、少なくともahamo公式Twitterアカウントが発表している情報によれば、16日時点でも不明とのこと。サービスインまで残すところ1週間なので、いずれにしても近日中に正式情報が明らかになると思うが、現時点では依然として分からない。
一方、ahamoでは先行エントリーキャンペーンが実施中で、25日までに先行エントリーし、26日以降にahamoへの申し込みをすることで「dポイント」(期間・用途限定)が3,000ポイント進呈される。加えて、実際の申し込みを遅らせ、4月15日以降に行った場合には混雑緩和協力へのお礼として追加で3,000ポイントが進呈される。すなわち、先行エントリーすることで最大で6,000ポイントが得られるということで、これもまた非常に大きな魅力だ。
DAZNユーザーでahamo加入を検討している方の中には、「DAZN for docomo」の特別割引が継続されるのかどうかが判明するまで、先行エントリーを待っている方もいると思うが、少なくとも先行エントリー自体は特別割引の件は別として行って問題ない。
というのも、先行エントリーはahamoへの実際の申し込みではないからだ。
先行エントリーしたからといってahamoへ申し込む義務はなく、仮に「DAZN for docomo」の特別割引継続の扱いの発表がサービスイン後になったとして、ahamo加入を取りやめたとしても構わない。しかし、先行エントリーを忘れていると、最大6,000ポイントが進呈されるチャンスを逃すことになってしまう。そのため、先行エントリー自体は行っておくことを勧めたい。
なお、ポイントが進呈されるのは、3月25日までに先行エントリーを行い、5月31日までにahamoへの実際の申し込みをした方となる。前述したように混雑緩和協力の追加ポイントが欲しい場合には実際の申し込みは4月15日以降、5月31日までの間に行う必要があるので、その点にも注意が必要だ。
また、ahamo加入を機に機種変更を考えている方で、既存製品から選び、かつドコモオンラインショップで購入する場合、先に端末を購入しておくことを勧めたい。というのも、システム改修が必要なため、当面はドコモオンラインショップでの申し込み手続きの中ではahamoに加入できないからだ。場合によっては一旦、他のプランに切り替えてからahamoにするなど、少々面倒な手順が発生するので注意して欲しい。詳しくはこちらのまとめ記事の末尾を参照して欲しい。
現在及び将来的なドコモとDAZN Japan Investmentの提携状況が分からないだけに特別割引の扱いが不安だが、その最大の理由は、特別割引の額がとても大きいことにあると思う。ほぼ半額であり、どう考えても安い。新型コロナウイルスの影響を受けたプロスポーツ界のダメージをDAZNも大きく受けたはずであり、ビジネスの観点からは本来であれば特別割引は早々に終了したいのではないかと思う。それを我々ユーザーも感じているからこその不安だと思うが、とはいえ、やはり特別割引は享受したく、早々の情報公開が待たれるところ。
なお、期待の若手ドライバー角田裕毅選手がデビューするF1 2021年シーズンは奇しくもahamoのサービスインと同じ26日に開幕する。
<編集後記>
返信削除記事中にも書きましたが「DAZN for docomo」が月額1078円になるという割引は本当に大きな魅力で、もはやドコモとDAZNを完全なセット扱いで捉えている状況になっている方も多いのではないかと思います。それだけに早く正式な発表をしてほしいですね。