Redmi Note 9Tは国内の通信キャリアではソフトバンク独占モデルとして展開され、販売価格は21,600円(税込)。しかも他社からの乗り換え(MNP)では指定プランへの加入が条件ながら1円での提供となることも分かった。
とても安価なRedmi Note 9Tだが、5Gに対応している点だけでなく、中価格帯の機種に劣らない部分を備えている点が大きな魅力だ。
例えば、中国メーカーながらXiaomiは今回、日本市場向けに同社製品としては初となる「おサイフケータイ」対応を果たしている。しかも、マスク着用時間の長い現在の日常生活では重要度が増した指紋認証センサーも搭載する。特に画面内センサーではなく、側面にセンサーが用意されているという点も良い。基本的には画面内指紋認証よりも独立したセンサーエリアを持つタイプの方が精度が高い傾向にあるため、Redmi Note 9Tが画面内認証ではないという点も魅力だ。
<図:デイブレイクパープル> |
ディスプレイは約6.53インチとやや大型のTFT液晶で、解像度は2,340 x 1,080ドット。
背面にはトリプルカメラも搭載。約4,800万画素のメインカメラ、約200万画素のマクロカメラ、約200万画素の深度カメラの構成で、フロントには約1300万画素のインカメラを搭載する。
ディスプレイがやや大きいので本体サイズもやや大きめで、約162 x 77 x 9.1mm、重さは約200gだ。結構重めなので、購入の際には注意して欲しい。個人差はあるが190g前後の重さになると、片手で持って操作をするにはやや厳しいと感じる方も増えてくると思うので、Redmi Note 9Tに限らず重めの機種への変更の際には注意が必要だ。
一方で、大きく、重い分、大容量のバッテリーを積んでいる。5,000mAhと、スマートフォンとしてはかなりの量なので、普段からバッテリー残量の減りが気になる方、ヘビーに使う方には心強いはずだ。
OSはAndroid 10で、CPUはMediaTekのDimensity 800U(オクタコア)、メモリは4GB、ストレージは64GBだ。外部メモリとしてmicroSDカードスロットも搭載している。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠で、Bluetoothは5.1対応。
おサイフケータイ対応で、一見国内定番機能の全てに対応していそうだが、防水・防塵・耐衝撃といった耐久仕様には非対応。とはいえ、耐水性のあるナノコーティングがされているとのことで、あまり心配しなくてもいいかもしれない。耐衝撃に関しても少なくともディスプレイは化学強化ガラス「Gorilla Glass5」でカバーしている。また、ワンセグ/フルセグには非対応だ。
発売時期は2月下旬の予定で、予約受付は2月3日から始まる。
そして冒頭で触れたように、他社からの乗り換え(MNP)での購入の場合には、メリハリプランへの加入を条件に、1円での販売となるようだ。
最近は各社が通信プランの値下げを行い、楽天モバイルに限って言えば、端末の大幅割引・大幅還元セールも行っており、初期投資を非常に低く抑えてスマートフォンを買える状況になっている。もちろん機種は限られるが。そのような状況にあるだけに、Redmi Note 9Tが通常価格21,600円、MNPで条件を満たせば1円、という値付けには惹かれるものがある。
なお、カラーバリエーションはナイトフォールブラックとデイブレイクパープルの2色だ。
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンクオンラインショップ