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ソフトバンクの月間20GBの新ブランド名は「LINEMO(ラインモ)」に決定。1回5分以内の国内通話し放題をオプションにすることで月額2480円に!

ソフトバンクは18日、「SoftBank on LINE」をブランドコンセプトとして告知していた新しいオンライン専用ブランドの詳細を明らかにした。まず、ブランド名は「LINEMO(ラインモ)」に決定。加えて、すでに発表済みだった料金プランの名称や内容も変更になることが明らかにされた。サービスの提供開始日は3月17日だ。

料金プランはシンプルに「スマホプラン」。4G/5G共通となり、料金は当初予定されていた月額2,980円ではなく、月額2,480円に下げられた。その代わり「1回あたり5分以内の国内通話が何回でも無料」という通話特典を月額500円のオプション「通話準定額」として基本プランから外している。

国内通話特典をオプションとして基本プランから外すことで料金を値下げしたau(KDDI/沖縄セルラー)の新プラン「povo(ポヴォ)」と同じ戦略だ。

通信キャリアが提供する月間データ量20GBのスマートフォン向け料金プランとしては、少なくともauと並び、ドコモより500円安い。しかし、ドコモの「ahamo(アハモ)」には1回あたり5分以内の国内通話が何回でも無料、という内容が含まれているので、同じ条件にすると3キャリアのプランは完全に並ぶ料金となる。また、もちろん料金だけで比べると最も安価なのは楽天モバイルで、20GBまでなら月額1,980円だが、楽天モバイルに関しては後発の通信キャリアということもあり、自社インフラの充実度では先行3社には現時点では及ばないというネックがあるので、単純に比較できない部分がある。

ソフトバンクがauと並ぶ料金に下げたことは、ドコモやauへのユーザー流出を抑えるためには十分な対抗策だと見える。

また、LINEMO(ラインモ)のスマホプランでは、コミュニケーションアプリ「LINE」におけるデータ通信量に関しては、月間20GBのデータ量消費対象とはならず、原則として使い放題となる点も独自の特色だ。この特典は「LINEギガフリー」という名称になる。

「LINEギガフリー」の具体的な対象は「LINE トーク」「LINE 通話」など。LINEアプリ上の全てのデータ通信が対象というわけではないので、その点には注意が必要だが、少なくともトークと通話はし放題なので、音声通話特典がないことを「LINEギガフリー」でカバーできる形だ。

また、音声通話に関しては1回5分という時間制限なく国内通話が使い放題のオプション「通話定額」(月額1,500円)も用意されるので、国内通話の利用頻度が高い方は「通話定額」に加入すればいいだろう。

一方で、それら通話オプションに入らない場合の通常の通話料は30秒あたり20円での従量課金となる。

通信サービスとしての品質はMNOと同一とされており、サブブランドとはいえLINEMO(ラインモ)の通信品質はソフトバンク及びワイモバイルと同じとされている。ただし、「時間帯により速度制御あり」とされているので、この点は実際にどのような制御、どの程度の速度が出るのか気になるところで、実態はサービス提供開始後に試してみないことには分からないかもしれない。

また、LINEMO(ラインモ)はどの機種で利用できるのか?

その詳細は3月上旬を目途に発表される予定だが、少なくとも現在ワイモバイルで利用できる機種は対応できる見込みとされている。LINEMO(ラインモ)では物理SIMカードのない「eSIM」にも対応するが、eSIMの対応機種についても3月上旬に明らかにされる予定だ。

そして、ソフトバンクは「LINEMO 先行エントリーキャンペーン」を実施する。これは「SoftBank on LINE 先行エントリーキャンペーン」の名称を変更して継続されるキャンペーンで、3月16日までの期間中にLINEMO(ラインモ)の公式Twitterアカウントをフォローして、指定のハッシュタグをつけてツイートした方を対象に、抽選で270人に1万円相当の「PayPayボーナス」をプレゼントする、というもの。

なお、契約事務手数料、契約解除料、MNP転出手数料、SIMカードの交換や再発行などは無料だ。

LINEMO(ラインモ)の詳細及び先行エントリーは下記リンク先の公式サイトよりできる。また、新ブランドとしてスタートするLINEMO(ラインモ)だが、現行のMVNOサービス(格安SIM/スマホ)「LINEモバイル」と同様、本田翼さんがPRキャラクターを務めることも分かる。


情報元、参考リンク
LINEMO公式サイト
ソフトバンクオンラインショップ
ワイモバイルオンラインストア
LINEモバイル
ソフトバンク/プレスリリース

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