<▲図:新ブランドの料金プラン> |
発表会の模様は「YouTube」「Twitter」「Facebook」においてライブ配信される予定なので、時間を確保できる方は視聴してみよう。また、YouTubeに関してはアーカイブが残される可能性もあるので、後からでも視聴できるかもしれない。
さて、今回発表される新ブランドだが、昨年12月にソフトバンクが発表した時点では、その名称までは明かされなかった。しかし、そのコンセプトが「SoftBank on LINE」になることは発表され、既存の格安SIM/スマホサービスである「LINEモバイル」と同様、LINEの通信データ量がカウントされないなどLINEとの連携という共通する特徴を持ちつつも、MVNO品質ではなく、MNO品質の通信サービスになることが強調されていた。
<▲図:新ブランドの通信品質はMNOと同一> |
すなわち通信キャリアであるソフトバンク、ワイモバイルと同等品質の通信サービスとして展開されるのが新ブランドのサービスということになり、通信速度の面で妥協せざるを得ないMVNOとは、その点で大きく異なる。
一方でソフトバンク、ワイモバイルとの最大の違いは、オンライン専用という点。店頭申込みや店頭でのサポートなどは受けられず、オンライン限定での申し込み、オンライン限定でのサポートとなる。
また、オンラインに関してはWebサイトだけでなく「LINE」アプリでの申込み等も可能になるとされている。
そして料金プランは「LINEがギガノーカウント」がすでに発表済み。月額2,980円(税抜)で、月間データ量が20GBというプランだ。4Gと5Gの共通プランで、4Gスマートフォンだろうと5Gスマートフォンだろうと、このプランを利用できる。また、オンラインでの情報書き換えが可能な「eSIM」もサポートする。勿論、既存の物理SIMカードにも対応する。
音声通話は1回5分以内の国内通話であれば回数制限なく利用でき、5分超過分は30秒あたり20円での従量課金だ。
月間20GBで月額2,980円のプランとしてはNTTドコモ(以下、ドコモ)の「ahamo」とほぼ同じような内容で、大きな違いといえばLINEとの連携などになる。au(KDDI/沖縄セルラー)の「povo」は1回5分以内の国内音声通話が使い放題についてはオプション扱いとしてベースプランの料金を500円下げているので、ドコモ、ソフトバンクとは若干異なる。楽天モバイルは実際の使用データ量によって料金が変わる4段階制の定額プランとしていて、先行3社とは料金設定自体が異なる。
ソフトバンクの場合には通信キャリアでもあるワイモバイルがサブブランドとしてすでに存在していて、さらには現行のMVNOとしてのLINEモバイルもあるので、最終的にはどのようなラインナップになるのか。特にLINEモバイルは新規加入受付を店頭では3月1日より順次、Webでは3月31日11時より停止することもあり、LINEモバイルの扱いも気になるところ。
その辺りに関しても今回の発表会で明らかになりそうだ。
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンク
・ソフトバンク公式YouTubeアカウント
・ソフトバンク公式Twitterアカウント
・ソフトバンク公式Facebookアカウント
・ソフトバンクオンラインショップ
・ワイモバイルオンラインストア
・LINEモバイル