動画では、長いディスプレイの中央にヒンジがあり、そこで折り曲げられるイメージと、本体を折り畳んだ状態で通知などちょっとした情報のチェックや操作ができるサブディスプレイのイメージが映っており、明らかに同社のフォルダブル・スマートフォン「motorola razr 5G」のように見える。
もしくはその派生機種か。
近日中にモトローラから、重大発表があります✨
— Motorola(Japan) (@MotorolaJP) February 25, 2021
今後の発表をお楽しみに🤭 pic.twitter.com/bsky0go7uD
モトローラ・モビリティ・ジャパンは、Androidスマートフォン「moto」シリーズだけでなく、タブレット、スマートディスプレイなど、幅広くAndroid端末を展開していて、そのどれもがシンプルかつオーソドックスなソフトウェア構成となっていて、とても使いやすい。Googleの「Pixel」シリーズのようなピュアなAndroid端末を求める方に向いた製品を同社は数多くリリースしている。
そしてmotorola razr 5Gも、ディスプレイと本体の物理的な設計は極めて特色あるデザインとなっているが、オーソドックスなAndroidスマートフォンとして普通に使える製品に見える。すでに海外では販売されている機種であり、日本でも10万円を超えると考えられるものの、可能な限り抑えてくれるのであれば、大注目の製品になり得る。
<▲図:Motorola razr 5G> |
motorola razr 5Gのメインディスプレイは約6.2インチの縦長画面で、縦横比は21:9。解像度は2,142 x 876ドット。
折り畳みのためのヒンジはディスプレイのパネル背面にあるので、画面そのものは中央分割されていない。1枚のディスプレイをフラットに使えるので、スマートフォン操作時の体験は、一般的な機種と同じ、という点が嬉しい。
さらに、折り畳んだ状態でもある程度の操作をできるように、サブディスプレイが搭載されている。まさに折り畳み型のガラケーと同じスタイルだ。サブディスプレイでは時計や通知などの確認の他、普通にアプリもある程度使える。ディスプレイのサイズは約2.7インチで解像度は800 x 600ドット。
折り畳みヒンジ及びフォルダブルディスプレイの耐久性が気になるところだが、少なくともモトローラでは20万回のライフに耐えられる仕様だとしており、それが現実の使用時でも変わりないのであれば、おそらく大抵のユーザーが普通に数年は使えるはずだ。
motorola razr 5Gの基本スペックは、CPUがQualcomm Snapdragon 765G、メモリは8GB、ストレージは256GB。
本体のサイズは約169.2 x 72.6 x 7.9mmで、折り畳んだ状態では約91.7 x 72.6 x 16mm。重さは約192gだ。
折り畳んだ状態での縦の長さは約91.7mmなので、例えばズボンの左右のポケット、後ろのポケットに入れた状態でしゃがんだり、座ったりしても、スマホが曲がったりディスプレイが割れるのではないかという心配をせずに済むのはとても嬉しい。
実際にこの製品が日本市場に投入されるのかどうかはまだ分からないが、同社の発表には注目だ。
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