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多言語対応の小型AI通訳機「ポケトーク」が翻訳精度の高い「DeepL翻訳」採用や、対応言語・新機能追加のアップデートで更に便利に!

多言語に対応し、持ち運びが楽な超小型のAI通訳機「ポケトーク」シリーズへの最新のソフトウェア・アップデートが11日より順次提供開始となることがソースネクストから10日に発表された。
<▲図:ポケトークSの利用イメージ(上段)と今回のアップデート内容の概要>

今回のアップデートはポケトークシリーズの「POCKETALK W(ポケトークW)」「POCKETALK S(ポケトークS)」「POCKETALK S Plus(ポケトークS Plus)」を対象としたもので、順次配信される予定。そしてとても魅力的な内容のアップデートなので、対象機種の購入を検討している方にとっては、大きな後押しとなるかもしれない。
上図のアップデート内容には12月以降に予定されているものも含まれているが、青字で記された内容は特に注目すべきものだ。

音声翻訳の全ての処理がクラウド上で対応する形となることも大きいが、その翻訳処理を担う翻訳エンジンの一部に、新たに「DeepL翻訳」が採用される。これによって、一部の言語において翻訳精度が向上するという。これはDeepL翻訳を使ったことがある方は容易に想像できると思うが、無い方はピンと来ないかもしれない。

インターネットにおける翻訳サービスは、普段「Google翻訳」が中心という方が多いと思うし、Google翻訳もかなり良くなってきたが、2017年に登場したDeepL翻訳も相当良い。DeepL翻訳もGoogle翻訳のようにWebブラウザで気軽に利用できるので、まずは試してみよう。ブックマークしておくと便利だと思う。
https://www.deepl.com/translator

今回のアップデートによってポケトークの翻訳エンジンの一部に、このDeepL翻訳が採用されたということで、実際に翻訳精度が改善されることが期待できる。

また、ポケトーク自体の対応言語も拡大される。

音声及びテキスト翻訳で新たにアルバニア語、ボスニア語、マケドニア語が、テキスト翻訳のみでウズベク語、エストニア語、パンジャーブ語、モンゴル語が追加される。結果、音声及びテキスト翻訳に対応するのは58言語、テキストのみに対応するのは24言語となる。

また、英語学習などに便利な機能として、英語をゆっくり発音できる機能が追加される。

他にも、バッテリー消費量の改善も大きい。ポケトークSはアップデート前は約2.5日の連続待受け時間だったのがアップデートによって約6日にのびる。ポケトークS Plusは約3日から9日にのびる。非常に大きな改善なので、既存ユーザーにとっても嬉しいし、新規ユーザーにとっても購入の後押しになる変化の一つといってよさそうだ。

さらに今後、12月には翻訳方向補正機能、発音練習機能が、来年2月にはβ版としての導入ながらハンズフリー翻訳機能が登場する予定となっている。
<▲図:上段はポケトークS、下段はポケトークWの利用イメージ(※画像の縮尺は現物のそれとは異なります)>

通訳/翻訳機能はスマートフォンのアプリを活用してもいいが、使用頻度が高い場合にはポケトークはかなり便利だ。分からない英単語やフレーズがあるときの翻訳手段としても、スマートフォンよりも専用機の方が速い。そして、この手の商品の肝は何と言っても翻訳精度であり、精度が悪いと使い物にならないが、それなりの精度であれば本当に活躍する。今回、DeepL翻訳が翻訳エンジンに組み込まれたことで、実際にどれくらいの精度向上に繋がっているのかまでは分からないが、確実に向上しそうなので、注目すべきアップデートと言っていいと思う。

なお、ポケトークは通販でも購入できるし、大手家電量販店でも取り扱っているので、意外と最寄りのお店などで実機を手に取って確認して購入することもできると思う。

【情報元、参考リンク】
POCKETALK(ポケトーク)公式サイト
ソースネクスト/プレスリリース

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