端末価格は30,800円(税込)だが、通信事業者から購入する場合には各社異なるし、利用できるキャンペーンも違う。
例えばSIM及び音声対応サービスとのセット販売にはなるが最も安価なのはgoo Simsellerにおける13,000円だ。しかし、IIJmioでは、同社のeSIM用のプランに対応することもあり、デジタルギフトがプレゼントされるキャンペーンなどもあるし侮れない。NifMoも取り扱うので、各社の価格・プラン・キャンペーンを総合的に比較することを勧めたい。
今述べたようにOPPO A73は、eSIMに対応する点が大きな特徴の一つ。もちろん、物理SIMカードにも対応しているので、幅広い通信事業者の通信サービスで利用できる。具体的にはnanoSIMサイズのSIMカードに対応している。LTEを介した音声通話サービス「VoLTE」については楽天モバイル、NTTドコモ(以下、ドコモ)、auには対応しているが、ソフトバンクには対応していないので、その点には注意して欲しい。
また、国内定番機能では「おサイフケータイ」や防水・防塵には対応していないので、その点にも注意が必要だ。
価格を抑えるためだと思うが、やはり何点か機能が削ぎ落されている印象なので、購入の際にはスペックを確認しておくことを勧めたい。とはいえ、Androidスマートフォン(※厳密にはColorOS搭載スマホだが、実際にはGoogle Playストアも利用可能で、Androidアプリを利用できるのでAndroidスマホと変わりない)としての基本スペックとパフォーマンスは価格の割に良い。
<▲図:スペック表(※クリック/タップして拡大)> |
今年1月にQualcommが発表したエントリークラスからミドルエンド製品向けのチップセット「Snapdragon 460」「Snapdragon 662」「Snapdragon 720G」のうち、OPPO A73はSnapdragon 662を採用する。Snapdragon 662はミドルエンド向けチップで、当然ながらエントリー向けのSnapdragon 460よりも高性能だ。
OPPO A73はSnapdragon 662を採用し、メモリを4GB、ストレージを64GB搭載し、ディスプレイにフルHD+(2,400 x 1,080ドット)で6.44インチの有機ELを選択しつつ、約3万円に収めている、という点が最大の特徴になるだろう。Androidスマートフォンとしての基本パフォーマンスをある程度上げつつ、エントリークラスに近い価格帯に設定されているというわけだ。
ただし、前述したようにおサイフケータイには非対応だし、防水・防塵にも対応していないので、それらの機能を望む場合には他機種を選ぶべきだろう。それらの機能が不要で、基本的性能を価格比で最大化したいのであればOPPO A73は有力な選択肢に入ってくる。
ディスプレイが比較的大きな割にボディサイズが小さい点も魅力だ。
ベゼル(額縁部分)が非常に狭く、ボディサイズは約159.8 x 72.9 x 7.45mm、重さは約162gとなっている。この幅と重さであれば、片手での操作にストレスはあまりないと思う。
このディスプレイには、ディスプレイ内指紋認証センサーが搭載されていて、指紋認証も使える。生体認証は顔認証にも対応するので、両方使用してもいいし、片方だけもいいし、両方使わなくてもいい。
3万円の価格ながら背面のメインカメラは4眼構成となっている。前面にも1600万画素のサブカメラを搭載するなど、本当に凝るところには惜しみないコンポーネントを投入している。
また、パッケージにはケース、保護フィルム(貼付済み)、ACアダプター、USB-Cケーブル、イヤホンも同梱されているので、ケースや液晶保護フィルム、アダプターなどを別途購入する必要がない点も特徴といっていいかもしれない。
【情報元、参考リンク】
・OPPO A73公式サイト
・楽天モバイル
・IIJmio
・goo Simseller(OCNモバイルONEのSIMとセットで割引)
・NifMo