すなわち、4G通信を行うことができる通常のプランに追加で200円支払うことで5G通信も利用できるようになる。しかも、mineoでは4G通信サービスはNTTドコモ(以下、ドコモ)、au、ソフトバンクと3つの通信キャリアの回線インフラを選べるプランを提供しており、そのプランの全てで5G通信オプションを利用できる。3つの通信キャリアの5G通信サービスに対応するのは国内初の事例だ。
ただし、若干注意事項もある。
まず、ドコモ回線の料金プランである「Dプラン」の場合は、シングルタイプSMS機能あり、では利用できないことと、3G(FOMA)通信ができなくなる点には注意が必要だ。ただ、今更3G通信を行うこともほぼ無いと考えられるので、この点は特に問題にはならないだろう。また、au回線のプラン「Aプラン」では、「au VoLTE」対応SIMカードが必須となる。
そして当然ながら5G通信を行うことのできるエリアは回線インフラ提供元の通信キャリアによって異なるので、各キャリアの公式サイト上の5Gカバーエリア情報などを参照して欲しい。
mineoでは5G通信サービスの提供開始にあわせて12月1日よりキャンペーンも実施する。
「5G通信オプション最大6カ月無料キャンペーン」と題したもので、その名の通り、最大6カ月間、5G通信オプションの料金が無料になる。すなわち最大で1,200円お得になる。
なお、mineoの5G通信オプションは、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアのプラン全てで利用できるため、基本的に国内で発売されている5Gスマートフォンであれば、そのままmineoでも5G通信サービスを利用できるということになる。加えて、mineoでは、ASUS JAPANの5Gスマートフォン「ZenFone 7」の取扱いも開始する。
ZenFone 7は180度回転するフリップカメラが最大の魅力だが、基本スペックの高さと5Gへの対応も特徴だ。
<▲図:ASUS ZenFone 7> |
また、mineoでは、5G対応SIMの自販機を国内2か所に設置し、先着300名に無料配布する企画も実施する。
mineo渋谷、mineo大阪の2か所に設置される自販機「5G販機」で、3キャリアのプランそれぞれ各100枚ずつの5G対応SIMが無料配布される。入手の際には一旦200円の投入が必要だが、返金されるので、実際には無料だ。
<▲図:「5G販機」で先着300名に5G対応SIMカードを無料配布> |
ドコモ、au、ソフトバンクと、3つの通信キャリアの回線プランの全てで5G通信オプションが提供されるため、5Gスマートフォンを格安SIMで運用したい場合、mineoは絶好の選択肢となってくる。今後、他の格安SIM/スマホサービスでも5G通信サービスの提供は続々と始まるものと考えられるが、他社に先行して始めるというのは大きなアドバンテージとなりそうだし、ユーザーにとっても格安SIMで5G通信を早くも利用できるというのは嬉しいニュースだと言える。
【情報元、参考リンク】
・mineo