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ワイモバイルが「スマホベーシックプランS」においてデータ量を使い切った時の制限速度を128kbpsから300kbpsに引き上げ!

ソフトバンク及びウィルコム沖縄は5日、「ワイモバイル」通信サービスにおいて、スマートフォン向けに提供中の料金プラン「スマホベーシックプランS」について、14日に一部内容を改定すると発表した。

その一部とは、プランで定められた月々の高速データ通信量を使い切った際に、当該月末まで適用される速度制限の上限値だ。現行の規定では、データ量を使い切ると月末まで送信側も受信側も最大128kbpsに制限されてしまう。これが14日の改定によって、最大300kbpsに引き上げられる。

速度制限を課せられた経験がある方はその体感速度を覚えていると思うが、ワイモバイルに限らず、どの通信キャリアであっても最大128kbpsという速度は非常に遅く、今の時代では実用レベルではない。今や128kbpsではSNSを使うのすら辛いし、Webサイトの閲覧も大変だ。ほとんどまともに使えなくなってしまうので、月末までの残り日数が僅かであれば我慢できたとしても、1週間以上だと我慢できずに追加のデータ量を購入してしまう方が多いのではないかと思う。

そのため、制限速度の引き上げは非常に大きな変化で、スマホベーシックプランSの魅力が上がる。

もちろん最大300kbpsでもまだまだ遅いが、128kbpsに比べれば若干マシになる。それだけに数日程度我慢することは十分にできるようになるかもしれない。

なお、14日以降に加入する方には最新の速度制限値が適用されるが、13日以前に加入している方、すなわち既存ユーザーに関しては14日に即時適用されるわけではないので注意して欲しい。2021年3月末(予定)までに順次切り替え、という措置になるようだ。そのため、例えば既存ユーザーが10月14日以降にデータ量を使い切ったとしても、制限速度が10月分から最大300kbpsになるかは分からない。切り替えに関する点などの詳細は決まり次第公式サイトで発表される予定なので、発表を待ちたいところ。

ちなみにスマホベーシックプランSの月々の高速データ通信量は3GB、一つ上の「スマホベーシックプランM」では10GB、「スマホベーシックプランR」では14GBとなっている。それぞれ「データ増量オプション」に加入した場合は4GB追加される。

また、スマホベーシックプランMとスマホベーシックプランRについては、制限速度は最大128kbpsや300kbpsではなく、最初から最大1Mbpsなので、スマホベーシックプランSと比べた優位点の一つとなっている。

【情報元、参考リンク】
ワイモバイルオンラインストア
ワイモバイル/プレスリリース

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