wena 3に合う、ドッキングできる腕時計ヘッド部の商品も用意され、wena 3本体とヘッド部それぞれに複数のカラーバリエーションがあり、コラボレーション・セットモデルも用意されている。
wena 3はスマートウォッチ市場において、際立ったデザイン的特徴と美しさを誇る製品だ。
wena 3は腕時計におけるメタルバンドのバックル部をスマート化した製品で、バンドの一方には市販の腕時計のヘッド部を取り付けることが可能となっている。すなわち、腕の表面から見たら普通の腕時計だが手首を返してバックル部を見たらスマートウォッチ、というスタイルになるのが最大の特徴だ。
一方で、腕時計ヘッドは不要という方は、ヘッド部を使わずにwena 3本体とバンドのみで使用することも可能だ。
<▲図:スマートウォッチはバックル部に集約され、バンドの反対側には腕時計を取り付けられる> |
2種類のスタイルのどちらでも選べる自由度の高さも魅力となっている。
wena 3本体パッケージ商品は5種類用意される。メタルバンドモデルが2色、レザーバンドモデルが2色、ラバーバンドモデルが1つだ。
<▲図:wena 3及びヘッド部のラインナップ> |
今回新たに用意された、wena 3に合うヘッド部も合わせて購入して組み合わせるのも良いと思うが、両方購入するとかなり高価なので注意して欲しい。
wena 3本体は市場推定価格でラバーモデルが24,000円、最も高いメタルバンドのプレミアムブラックモデルでも35,000円前後と、最大でも3万円台におさまるが、ヘッド部の商品はおよそ6万円前後と、wena 3本体よりも高いので、二の足を踏むかもしれない。まずはwena 3本体を購入し、気に入った場合に、ヘッド部の購入を後から考える、という方が無難だろうと個人的には思うし、ヘッドを付けると、当然それだけ重くなるので、その点も考慮すべきだろう。
<▲図:wena 3の商品リストと発売日> |
セイコーのブランド「BRIGHTZ」(読み:ブライツ)とのコラボレーションモデルもあるので、選択肢は豊富だ。
<▲図:wena 3の特徴的機能> |
さて、話をwena 3のスマートウォッチとしての機能に移したい。
wena 3は今回、「楽天Edy」「iD」「QUICPay」などの電子マネーだけでなく交通系ICカード「Suica」に対応した。wena 3のバックル部、すなわちスマートウォッチとしての本体部を改札機の読み取り部にかざすだけで電車やバスなどに乗れるし、ショッピングなどにも利用できる。
バックル部本体にはディスプレイが搭載され、タッチ操作も可能となっている。様々な通知、スケジュール、天気予報、アラームなどの表示/操作ができるので、いちいちスマートフォンを取り出さなくとも、ある程度の情報チェック等はwena 3のディスプレイだけで可能だ。
健康管理機能としては、歩数や消費カロリーに加えて、最大酸素摂取量(VO2 Max)や眠りの深さ、ストレスレベル、エネルギー残量(ユーザー自身の)をチェックすることが可能となっている。
さらに、外部サービスとの連携も色々と便利そうだ。
落とし物防止に便利な「MAMORIO」への対応、スマートロック「Qrio Lock」への対応、そしてAmazonの「Alexa」にも対応している。MAMORIO、Qrio Lockのユーザーには便利だろうし、Alexa対応によって、wena 3は音声での操作が手軽にできるようになっている。
今回、ソニーは分かりやすくまとめた紹介動画も公開しているので、関心がある方はチェックしてみよう。
【情報元、参考リンク】
・ソニー/wena 3公式サイト
・Amazon.co.jp/wena 3