ただし、300万人を対象に「Rakuten UN-LIMIT V」の料金が実質的に1年間無料となるキャンペーン「Rakuten UN-LIMITお申し込みキャンペーン」が実施されるので、加入しやすいと感じるかもしれない。
具体的には、最大26,300円相当分のポイント還元となる。
このポイント還元は3種類の合計。その内訳は、最大20,000ポイント、最大3,000ポイント、最大3,300ポイントで、順に対象製品の購入とプラン加入がセットの場合、次の3,000ポイントはオンライン申し込みの場合、最後の3,300ポイントは事務手数料分となる。
また、月額2,980円という料金は、4Gサービス向けプランと同額だ。
そのため、既存の楽天モバイルのユーザー、すなわち「Rakuten UN-LIMIT」の加入者向けに自動的なアップグレードが行われる。「Rakuten UN-LIMIT」のユーザーは10月12日より自動的に「Rakuten UN-LIMIT V」にプランが切り替えられる。もし12日よりも前に切り替えたいのであれば、アプリを使って行うことができる。
もちろん5G非対応製品では5Gでの通信はできないわけだが、楽天モバイルは料金プランが1つだけという点をセールスポイントの一つとしており、対応機種によらず同じプランになる。
5Gサービスの導入によって、通信速度が劇的に速くなるのではないか? と期待されると思うが、確かに理論的な最大値は大幅に上がる。9月30日時点では理論的最大値は下り側で870Mbps、上り側で110Mbpsだが、11月には下り側が最大2.8Gbps、上り側が最大275Mbpsにグレードアップする予定だ。
とはいえ、いくら理論的最大値が高かろうが、今の楽天モバイルの最大の課題は自社インフラのカバーエリアの狭さであり、急ピッチでのエリア拡大が期待される。
現状では5Gサービスが提供されているエリアは、北海道、埼玉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県の一部地域に限られる。具体的な住所は下記リンク先で確認できる。
→楽天モバイル/5Gサービスエリア
そして、楽天モバイルを利用する上で注意しなければならない月々のデータ通信量だが、楽天モバイルの自社インフラを介した通信の場合には使い放題だが、auのローミングエリアでの通信は最大で月々5GBまでとなっている。これは5Gプラン「Rakuten UN-LIMIT V」でも変わりない。
ご存じない方のために軽く触れると、楽天モバイルは自社インフラを拡大しつつ、それ以外のエリアではauのローミングサービスを借り受け、通信サービスを提供している。自社インフラ外ではauの通信網に繋ぐ形だ。
【情報元、参考リンク】
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