ASUS JAPANは21日、14時よりオンライン発表会を開催し、日本市場向けにAndroidスマートフォン「ZenFone 7」と「ZenFone 7 Pro」を発表した。両製品はグローバル発表済みだったが、日本市場向けの計画はこれまで明かされていなかった。
待望の日本市場向けの展開だが、発売日は23日で、すでに予約受付は始まっている。それぞれカラーバリエーションは2色で、希望小売価格はZenFone 7が85,800円(税抜)、ZenFone 7 Proは99,800円とされている。
なお、ZenFone 7 Proについては当サイトでも近日中にレビュー記事を公開する予定なので、少々お待ち頂きたい。
正直な話、約235gと重い点だけは気になるが、それは大きいスマートフォンなので当たり前の話であって、分かっていて購入する訳だ。気になる点はそれくらいで、それ以外はかなり良い仕上がりだ。フリップカメラも進化し、コストパフォーマンスにも優れ、ソフトウェア面でもピュアなAndroidスマートフォンと言っていいほど余計なプリインストールアプリもなく、本当に良い製品になっていると思う。
ZenFoneシリーズはSIMフリースマートフォン市場におけるファーウェイやシャープの台頭と時を同じくして存在感が薄まってきたが、今回のZenFone 7及びZenFone 7 Proはかなり善戦できる印象を受ける。そもそも日本のSIMフリースマートフォン市場拡大に寄与したのはコストパフォーマンスに優れ、クオリティも伴っていた初代「ZenFone 5」だ。今回、久しぶりにZenFoneが存在感を見せてくれるかもしれない。
さて、販売に話を戻すと、ZenFone 7/ZenFone 7 Proは、SIMフリースマートフォンとして様々な販売チャネルで発売になるが、格安SIM/スマホサービスでも幾つかの事業者が取り扱うことが明らかになっている。
格安SIM/スマホサービスで購入する方が基本的にはその時に実施されているキャンペーンの利用などでお得になる可能性が高いが、すでに利用中の通信サービスから変更したくない場合などには端末のみを量販店や通販で購入する方がいいだろうし、ポイントが付く量販店の場合はその方がお得かもしれないので、幾つかの販売チャネルで比較してみるといいと思う。
■ZenFone 7/ZenFone 7 Proを取り扱う格安SIM/スマホサービス
・IIJmio
・エキサイトモバイル
・goo Simseller(OCNモバイルONEのSIMとセットで割引中)
・NifMo
・LinksMate
ZenFone 7 Proの実機の印象は後日レビュー記事で紹介するとして、ここでは公式発表から製品を見ていきたい。
まず、ZenFone 7もZenFone 7 Proも筐体は同じで、カラーバリエーションも同じだ。しかし細かな仕様が違う。具体的にはCPUがZenFone 7ではQualcomm Snapdragon 865なのに対してZenFone 7 ProではSnapdragon 865 Plusとなり、ストレージがZenFone 7は128GBなのに対してZenFone 7 Proは256GBとなっている。そしてフリップカメラの仕様も若干異なり、ZenFone 7 Proでは広角カメラと望遠カメラに光学手振れ補正が搭載されている。そのため、カメラを重視する場合にはZenFone 7 Proを選ぶ方がいいと思うが、希望小売価格はZenFone 7とZenFone 7 Proとで約14,000円(税抜)あるので、どちらを取るかだろう。
フリップするだけでもZenFone 7/ZenFone 7 Proは便利なので、大抵のユーザーはZenFone 7で十分ではないかと思う。
カラーバリエーションはどちらもオーロラブラックとパステルホワイトの2色だ。
デジカメのバリアングル液晶やチルト液晶からも想像できると思うが、カメラの角度を変えられるだけでも撮影が非常に楽になる上、カメラをどこかに置いて撮影する際も、実はスタンド代わりにもなって本当に役立つ。一方で、歩きながらの撮影なども多いというのであれば、光学式手振れ補正があった方がいいので、ZenFone 7 Proを勧めるし、CPUとストレージ容量も上なので、懐に余裕があるのであればZenFone 7 Proがベストだろう。
前述したように筐体自体は同じなので、サイズも同じだ。
約165 x 77.2 x 9.6mmで、重さは約235g。
ディスプレイは約6.67インチで解像度が2,400 x 1,080ドットの有機ELで、リフレッシュレートは90Hzまでサポートしている(切り替えも可能)。カバーガラスは「Corning Corilla Glass 6」だ。
かなり縦長のディスプレイということもあり、画面の上にYouTube、下にChromeといった感じでのマルチウィンドウでも見やすい。
モバイル通信では5Gまで対応し、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac/axと、axまでサポートしているので、今後自宅のWi-FiルーターをIEEE802.11ax対応製品に変える予定があるとか、すでに変えている方には嬉しい仕様だ。
OSはAndroid 10で、CPUは前述したように、ハイエンド向けチップであるQualcomm Snapdragon 865か、さらにグレードアップした865 Plusを採用する。
メモリはどちらも8GBだ。
また、バッテリーは5,000mAhで同じだが、CPUが異なる関係で、連続駆動時間は若干異なる。Snapdragon 865を搭載するZenFone 7の方が気持ち長持ちする。例えばWi-Fiでの連続駆動時間はZenFone 7が11.2時間、ZenFone 7 Proは10.7時間、4Gでは順に10時間、9.5時間、5Gでは6.2時間、6.1時間と、ほんの少しZenFone 7の方が長い。
フリップカメラが前面カメラと背面カメラ、両方の役目を担えることもあり、ディスプレイにはパンチホール(穴)やノッチ(切り欠き)はなく、自然だ。これもZenFone 7/ZenFone 7 Proの魅力といっていいとだろう。
フリップカメラ自体は3眼構成に進化し、その組み合わせは下記の通りだ。
・6,400万画素広角カメラ内蔵(メインカメラ)
・1,200万画素超広角カメラ内蔵(2ndカメラ)
・800万画素望遠カメラ内蔵(3rdカメラ)
先ほども述べたように、ZenFone 7 Proの場合には広角カメラと望遠カメラにそれぞれ光学式手振れ補正が搭載されている。
望遠カメラでは光学3倍+デジタル12倍ズームに対応し、超広角カメラでは4cmまで接写できるマクロ撮影にも対応している。
フリップカメラの角度調整はドラッグ操作のほかに音量キーを使って行うこともできるし、任意の角度を3つまで登録しておくことでワンタッチで呼び出すことも可能だ。
新型コロナウイルスの脅威のせいでマスクが日常生活に無くてはならないものになった一方、顔認証が使いにくくなってしまったが、ZenFone 7/ZenFone 7 Proでは顔認証に加えて指紋認証も搭載している。しかも、右側面に搭載された電源キーに指紋認証センサーが搭載されているので使いやすい。
かなり褒めたが、実際に良い仕上がりなので、発売後の売れ行きも気になるところ。
ただし、冒頭でも触れたが、235gは片手で持つには結構重いので、可能であれば店頭で実機を触ってみてからの購入を勧めたい。もしくは同じくらいの重さの何かで事前に体感しておく方がいいと思う。とはいえ、ある意味、小型のタブレットを兼ねられるサイズなので、見やすいし、重さとのトレードオフになるのは仕方ない部分もある。
また、片手モードが搭載され、画面全体の縮小表示もできるので、電車やバスなどで片手操作する際の支障はそれほどないと思う。
【情報元、参考リンク】
・ASUS JAPAN公式サイト
・Amazon.co.jp/ASUSストアページ
・IIJmio
・エキサイトモバイル
・goo Simseller(OCNモバイルONEのSIMとセットで割引)
・NifMo
・LinksMate
- Home-icon
- 通信サービス
- _通信サービス全般
- _ドコモ
- _au
- _ソフトバンク
- _楽天モバイル
- _UQ mobile
- _ワイモバイル
- _LINEMO
- _格安SIM/スマホ
- _WiMAX/WiMAX 2+
- 端末
- _端末全般
- _Androidスマートフォン
- _Androidタブレット
- _その他のAndroid機器
- _iPhone/iPad
- _その他の携帯電話端末
- _Wi-Fiルーター
- _ウェアラブル/IoT
- _周辺機器
- _アクセサリー
- _その他の製品
- アプリ
- _アプリ全般
- _キャンペーン情報
- _事前登録情報
- _ゲーム
- _ツール
- _エンタメ/スポーツ
- _ニュース/書籍/雑誌
- _ショッピング/グルメ
- _SNS/交流
- _ビジネス
- _カメラ/写真/動画
- _ライフスタイル
- _健康・フィットネス
- _その他のアプリ
- 取材/レビュー
- コラム
- 特集
- セール・キャンペーン情報
- 災害関連