<▲図:第8世代のiPad> |
10.2インチのディスプレイを搭載するベーシックなiPadは18日発売予定で、価格は399ドル。10.9インチディスプレイ搭載のiPad Airは599ドルからの設定で、発売時期は10月の予定となっている。
8世代目となるiPadには「A12 Bionicチップ」が搭載され、iPad Airには「A14 Bionicチップ」が採用されている。価格の違いからも分かるように、iPad Airの方がハイスペックで、iPad Airは前世代と比べてCPU性能が40%向上していて、グラフィックス性能も30%向上している。また、側面(長辺側)に「Touch ID」を搭載し、充電やデータ転送などに使う端子はUSB Type-Cとなっている。
<▲図:iPad Air> |
新しいiPadもiPad Airも、もちろん「Apple Pencil」に対応している。
<▲図:Apple Watch Series 6> |
一方のApple Watchは、ある意味新型コロナウイルス時代に役立つ機能として血中酸素飽和度(SpO2。血中酸素濃度)を測定できるようになった。
血中酸素飽和度は一般にパルスオキシメーターで測定するもので、肺の機能が落ちているかどうかの目安を知ることができる。正常値では96%~100%とされていて、90%以下だと機能低下状態だとされる。新型コロナウイルスに感染し、肺の機能が落ちた場合、血中酸素飽和度に表れる場合があるとされているため、3月・4月などには一時的にパルスオキシメーターは入手困難な状態になっていた。なお、血中酸素飽和度については前述の内容、数値や意味、判断などに関して筆者は医療関係者ではないので正確性は保証できない。詳しくは各自で調べて欲しい。
<▲図:赤外線センサーを使って血中酸素飽和度を測ることができる> |
<▲図:血中酸素飽和度の測定イメージ> |
とはいえ、血中酸素飽和度をApple Watch Series 6で手軽に測定できるのは便利だ。パルスオキシメーターの場合には主に指先に赤色光を当てて測定するが、Apple Watch Series 6では、手首に赤外線を当てて測る。Apple Watch Series 6に限らずスマートウォッチには同種の測定方法で血中酸素飽和度を測れる製品があるので決して目新しい機能というわけでもないが、良い新機能だといってよさそうだ。
また、CPUやディスプレイの明るさ向上など、細かなグレードアップも複数ある。
価格は399ドルから。そして廉価モデルとなるApple Watch SEは279ドルからだ。
Apple Watch SEでは血中酸素飽和度は測定できないが、コンパスや高度計などのセンサーはApple Wacth Series 6と同じ。性能に関しても「Apple Watch Series 3」と比べて2倍高速となっている。
<▲図:Apple Watch SE> |
iPad、iPad Airも含めて目立つ新機能などはないものの着実に進化しているので、2世代以上前の製品からの機種変更には良さそうだ。
なお、通信キャリアの取扱い、価格などの詳細は例年と同じく、順次各社から発表されるはずなので、16日以降の各社のプレス発表を待とう。
【更新情報】
・ドコモがiPad、iPad Air、Apple Watch Series 6、Apple Watch SEの取扱いを発表。
・auがApple Watch Series 6、Apple Watch SEの取扱いを発表。
・ソフトバンクがiPad、Apple Watch Series 6、Apple Watch SEの取扱いを発表。
【情報元、参考リンク】
・Apple
・ドコモオンラインショップ
・au Online Shop
・ソフトバンクオンラインショップ